小原啓渡関連 - メディア情報

2006.09.16

「三条あかり景色2006『三条通の夜を彩る』」 中日新聞 2006年9月16日

昨年の「三条あかり景色」 でライトア
ップされた京都文化博物館別館 京都
市中京区で 楽洛まちぶら会提供)
20 300 100 100 100 100 3 x sese ses
wwwwwwwWWWWWW 950 90 90 90...MMMMMMMMMMMWWW.90 50 90 90 90 9MMMMMMMMMMMM
三条通の夜を彩る京都
京都市中心部の三条通のす。
夜を彩る「三条あかり景
色」が十六十八日の午後
七時から同十時まで催され
京都文化博物館、新風館
などでは狂言とピアノの共
演など、期間中、さまざま
なイベントが企画される。
無料。
東は三条京阪から西は室
町通までの約一・五㌔問の 「三条あかり景色」は、
新しい街中の夜
きょうからイベントの景観づくりな
多彩に「あかり景色」どを提案してい
る「楽洛まちぶ
三条通にある、京都文化博会」の主催で、今年で三
物館別館や中京郵便局など 回目。昨年は約十五万人が
明治、大正時代の建物と、 訪れた。
三条大橋の計七カ所をライ 問い合わせは、同会事務
トアップ。約五十の建物の局の大島さん=電090
壁面には、公募した学生や (6236) 5504=
映像作家ら制作の映像を映へ。
(土平研)
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2006.09.10

『関西芸能文化圏 この人の日々』上方芸能/2006年9月10日161号

●関西芸能文化圏
大阪市立芸術創造館の
新しい館長に就任した、
小原啓渡さん
2006年4月から指
定管理者制度 (公立の文
化施設を民間の団体が委
託運営するシステム)が
スタートした。小原さん
はこれまでにもアートコンプレックス1928を
はじめサロン&バー、アートスペースなどを運営
してきたアクティブな演劇プロデューサーだ。
「申請してみたものの、実際通るとは思ってな
かったんです。ただ、指定管理者のシステムは
日本の芸術文化にとってとても大きな可能性を
秘めていると感じましたので、とりあえずやっ
てみようかなと」。 申請書作成からプレゼンテー
ションなどの実務まで自らで行った。 企画やア
イデアが実現できそうな機会に出会ったら、と
りあえず飛び込むという力強い姿勢がある。た
だし、夢の実現にはいつも経済が絡む。
「単純に経済的な面だけで言えば、大きな企業
が指定管理者になりやすい。でもそれだけでは、
志を持って文化を担おうという人たちが遠ざか
ってしまう」。大資本に抗う手段として、有限責
任事業組合(LLP)という形態で臨んだ。 L
LPとは、所有と経営を分離しないが、 株式会
社のように出資者が有限責任しか負わない組合
形態。さまざまなシステム・チャンス・スタッ
フと複合して常に新しい扉を開いていきたい、
という。
●この人の日々

2006.09.01

「三条あかり景色2006『イベント情報』」 シュシュ関西

event
9/16 18
(土
「三条あかり景色」
京都・三条通
光で彩られた夜の三条通をぶらぶらとお散歩
今年で3回目を迎える新たな”秋の京都の風物詩。 近代建築が
立ち並ぶ三条通を、夜間ライトアップや壁面への映像の投射で
華やかに彩る。 映像は一般から公募されたもののほか、有名な
アーティストの作品も登場する予定だから見逃せない。 さらに、
新風館などでの音楽ライブや仮装パレード、 期間限定のカクテ
ルが味わえるバーなど、 関連イベント盛りだくさん。
まちぶら
19:00-22:00 観覧無料
三
GARUT
www.do-kyoto.jpmachilakar

2006.09.01

「三条あかり景色2006『イベント情報』」 ぴあ関西

|三条あかり景色
2006
9月16日(土)より
今号開催
お洒落に楽しく京都の町を散策できるように
と、 京都三条通りに並ぶ建物の壁面に映像を
映したり、 近代建築の建物などをライトアップ。
映像と灯りを使って、いつもとは違った町並み
を演出する。 新風館や京都文化博物館では、演
奏会などのイベントも開かれるのでチェック。
●9月16日土~18日 19:00~22:00 三条通烏丸「文
三条京阪 「KYOUEN」 楽洛まちぶら会事
務局 090(6236)5504 http://www.do-kyoto.jp/machi

2006.09.01

「三条あかり景色2006『今夜 手をつなぎたくなる』」 K-PRESS

|三条あかり景色
~今夜 手をつなぎたくなる~
[三条通 (三条京阪 [KYOUEN] ~室町)]
今年で3回目を迎え、明かり
と映像で三条通を彩る。 建物
壁面に映像を映すほか、 近代
建築物をライトアップ。 また、
まちかど演奏会も開催する。
KYOUEN
●9/16 (土)
~18 (祝・月) 19時~22時
無料
090-6236-5504
(楽洛まちぶら会事務局)
•www.do-kyoto.jp/machi
●三条駅下車すぐ (KYOUEN)

2006.09.01

「三条あかり景色2006『新しい夜のまちなみ景観』」 土曜塾

9月16日(土)~18日(月・祝)
三条あかり景色2006における
「新しい夜のまちなみ景観」
壁面に映像を照射したり、 モダンな近代建
築をライトアップするなど, あかりによって
都心部のまちなみを演出。
三条通(室町~三条京阪) 京都文化博物館が拠点。
事務局携帯 090-6236-5504 午後 7:00~
10:00 (最終日は午後9:00まで) 小・中・高校生 養
護学校保護者(夜の開催のため保護者同伴)
○無料 当日会場京都放送どうする京都市民クラブ内
TEL090-6236-5504 〒602-8588 上京区烏丸上長者町
開催3年目の今年は
「和」 「伝統」がテーマ。
光が演出する三条通
界わいを楽しんで!

2006.09.01

「三条あかり景色2006『今夜、手をつなぎたくなる』」 チャオ関西

三条あかり景色2006
「今夜、手をつなぎたくなる」
「三条あかり景色」は楽「京都都心部の秋の風物
まちぶら会が主催する詩」としてお楽しみ下さい!
取組で、平成16年から始
まり、今年で3回目の開
催となります。道路を中
心とした公共空間にお
ける「多数の映像を壁面
に複数直接照射する」と
いう地域が一体となった
あかりの演出、表現方法
は、全国的にも例がない
京都ならではの取組です。
三条通り(室町三条 (KYOUEN))
会
■日時/9/16(土)~10(祝) 19:00~22:00
■

2006.09.01

「三条あかり景色2006『光のシネマ 三条通』」 関西電力新聞

関西電力新聞
光のシネマ
平成18年8月9日発行 第885号
三条通り 「三条あかり景色2006」
京都市の中心部・三条通りの歴史的近代建築物の外壁をスクリーンにして光や映像を映し、
夜の街を彩る 「三条あかり景色2006」。
3回目となる今年は、9月16日(土)~18日(月)の3日間、京都・三条通り(烏丸通~三条京阪
まで)で、開催されます(点灯時間は19時~22時)。
7箇所の近代建築等をライトアップする” あかり の演出 約60 画面の映像を複数の壁面に
照射するという表現方法は、 全国的にも珍しい取り組みです。
昨年は期間中約15万人の方が来訪し、 「京都都心部の秋の風物詩」として定着してきました。
当社も協力する当イベント、京都の夜のそぞろ歩きにぜひお越しください。

2006.08.15

「三条あかり景色2006『にぎわいのある中京』」 中京しんぶん 8月15日

中京しんぶん 8/15
市民しんぶん 中京区版 推計人口
女性:
世带数
(平成18年7
中京区役所ホームページ http://www.city.kyo
にぎわいのある中京
7月4日 「中京未来委員会」 (委
員長:宗田好史京都府立大学助教
授) が開催されました。
|委員会は中京区基本計画の実現
に向け活動する区民組織で、 当日
は基本計画の進捗状況をもとに支
援策などが話し合われました。ま
また重点課題に取り組む2つの部会
からは取組状況が報告されました。 京
たか
FUNNETANOL
昨年から和装とファッショ
産業の振興に向け議論を継
続してきました。今回、戦略
会議では、ネットワークを広
げるなど「偏のまち」 中京
粋な着物姿
・祝)の午後7時~10時にお
いて、 三条通(室町通~三条
京阪)で近代建築等へのライ
トアップや建物の壁面に映像
を照射する「三条あかり景色
2006」が開催されます。
すか。
また、16日(土)に
は、新風館で京都染
青年団体協議会に
より「第9回創作き
ものコンテスト&シ
ョー」が行われま
を
す。
この期間、三条通
界隈では、魅力ある
さまざまな催しが行
われます。 区民の皆
さんもぜひ和の装い 中
で、おしゃれをして
散策してはいかがで
◇「和装とファッシ
ョンの戦略会議ニュ 16
ース(第1号)」を8
月15日に発行します。
昨年の「三条あかり景色」

2006.07.13

『電視游戲科学舘 ロングランに向け試演』日経新聞/2006年7月13日

チェック Check
一度の公演が数回にとどま
りがちな小劇場の演劇を二、
三カ月は続くようなロングラ
公演に育てる試みが、大阪
市住之江区の造船所跡につく
られた劇場「black c
hamber」で始まる。
大阪の小劇場オーナー有志
らが集まったロングラン公演
推進委員会(小原啓渡代表)
京都の劇団
電視游戯科学館
が今春発足。資金面を含めて
制作を支えるシステムを作ろ
うとしている。劇団が企画中
の作品概要を投資家らに説明
する「バッカスオーディショ
ン」を設定。本公演前に「卜
ライアウト公演」(試演)を
行い、観客の声を参考に作品
2層のステージで上演
する 「ISANA」
「電視遊戲科学館」が十五日
から同劇場で上演する「IS
ANA」。ある日、深海を照
らす灯台が消え、眠っていた
怪物たちがうごめき始めた。
混乱を鎮めるため、一組の少
年少女がともしびを求めて旅
に出るという話。 登場人物の
成長と人類の進化を重ねて描
く作品だ。
今回の舞台は二十三日まで
に計十回。同劇団は「やっつ
け仕事で年二、三作上演する
のではなく、納得のいく作品
を作り上げたい」(脚本・演
出担当の国本浩康)という思
いでトライアウトに名乗りを
上げた。「いつまでも心に残
り、行動に影響を与える神話
のような作品にできれば」(国
を改良できるようにする。
その第一弾が、京都の劇団本)と考えている。
科学館 ロングランに向け試演

2006.07.01

『廃墟から、次世代アートの「実験劇場」へ』服飾手帖/2006年7月1日 夏号

NAMURA
クリエイティ
から、次世代アートのへ。
ART MEETING 20042034
01
服飾手帖 2006年7月1日発売 (夏号)
30カ年計画という、前代未聞のアートプロジェクトが、2004年から
大阪市住之江区の工場を舞台に進行中だ。 30年とは借地期間の
基本単位であると同時に、親子の年齢差にほぼ相当する世代の単位で
もある。いわば、次世代を見据えてアートの可能性を検索しようとす
このプロジェクトは、今日本でもっとも先端的な実験アートなのだ。
写真右から、4階建てのビルをコンパ
ージョンして作られたギャラリー。
のイベント時には、名村造船所の
歴史を知るための資
された
土地株式会社)。 ホワイエで
アーティストユニット"ral プロデ
ュースによるカフェスペースを
ティーが行われた。 対岸の中山製鋼
実行委員によるミーティング「NAMURA
ART MEETING vol.001 そして30年の
実とは」。右から実行委員会代表 小原
実行委員、木ノ下智恵子、
2階の工房スペース。
八久保敬弘 写真
NAMURA ART VEETINGR
大阪の住之江 かつて重厚長大産業が日本の経済成長を牽引した時
代に、表舞台に立った臨海工業地帯がある。 その一角、 木津川べりに
あったのが名村造船所大阪工場。 4万2千平方メートルにも及ぶ敷地内
には、200m級のドッグ、船台を各2基をもつなど、70年代までは西
日本有数の造船所として稼働していた。 しかし、 その後さらに大型化
する船舶業界の需要に応えるため、同造船所は佐賀県に移転する。 89年
には完全退し、同社は土地を所有者である千島土地に返還。 その後は、
施設の一部をスタジオとして利用する以外は、ほとんど再利用、 再開
発の計画が決まらないまま、15年の歳月が過ぎていた。 そして、この
空間をアートの実験劇場にしようと考えたのが、アート・プロデューサー
として八面六臂の活躍をする小原啓だった。
真正面に、巨大な製鋼所が威容を見せている。それは、「ブラック・
レイン」 (リドリー・スコット監督作品、1989年) のロケ地にもなった
ところ。その一部には、寿命を終えを待つばかりの高炉もある。
重工業生産設備がかつて形成した、ある意味で非現実的な風景その
廃虚の異様な空間に、小原は大きな可能性を感じ取った。
すぐに小原は、 芝川氏にここをアートスペースとして活用する企画
を提案。 関心を示した芝川氏は、なんと30年間無償で提供することを
約したという。 2004年初めのことだった。 その後小原は、関西の
アートシーンで旬な活動をしている3名に声をかけ実行委員会を結成、
こうして動き始めたNAMURA ART MEETINGは、壮大なアートプロ
ジェクトとして同年9月に第一回のイベントを開催した。 昨年は、
きっかけは、ある著名人のパーティで千島土地の芝川能一専務の新らを招いて 「臨界から臨海へ」 と題するシン
代表取締役) と出会い、同氏が名村造船所にもっていたプライベ
ートバーに招待してくれたことだった。 後日、住之江の現地へ向かった
小原は、敷地内に一歩足を踏み入れた瞬間、圧倒的な空間の迫力に
奮を覚える。さらに招かれたバーのテラスからは、 木津川を挟んだ
ポジウムを実施。 さらに、 常時アートに関心のある人間が集まれるよ
うに、ビルをコンバージョンして多目的ホール、カフェ、 ギャラリー、
宿泊施設などを整備、昨秋から稼働を始めた。 NAMURAは今、日本で
もっとも注目すべきアートスペースになりつつある。
black chamber]
口より徒歩10分
www.namurs.coblackchanber
NAMURA
アートが街を活性化し、 創造性が国を救う。
NAMURA ART MEETINGの仕掛人、小原啓さんに聞く。
小原こはら けいと
1960年兵庫県生まれ 1983年より
技術者として舞台に関わる。91年舞台
会社リッジクリエイティブ
アートコンプレックス
上げ、プロデューサーに就任。同劇場の
こけら落とし公演は、今や人気の
カンパニー、コンドルズ。 2004年
NAMURA ART MEETINGの実行委員会
代表 ホール back chamber.アー
ティスト・イン・レジデンス AIR
フリーペーパーP_A.N.PRESSの発行など、
幅広く活躍。
クリエーター
50人が語る
小原さんが自ら編集
するP.A.NPRESSで
過去10年間のインタビュー
をまとめた「クリエイター
50点」。
「創る」とは何か 2005年
と化した造船所跡地を、一大アートプロジェクトのホットスポ 宿泊施設の運営もその一貫です。
ットに変貌させた仕掛人が、小原啓さん。 NAMURA ART MEETINGは、 &F その「コンプレックスしていく」というテーマは、どこから出て
年一回開催の連続イベントだが、恒常的に人が集う場所になるよう。 来たものなのでしょう?
これまで多目的ホール、水上ステージ、 ギャラリー、工房スペース、
宿泊施設などが、敷地内に残された廃ビル等を利用して整備された。
これも小原さんのアイデア。 そのクリエイティブで斬新なアイデアの
源泉を探ろうと、 大阪に新しく設けられた氏の拠点を訪ねた。
KK 実は僕、 昔から歌舞伎フリークなんです。 それが高じて、鳥屋ロ
とやぐち/花道の突き当たり、 幕の中にある、役者たちの拵え
溜まり場。 早変わりをしたり、衣装や化粧を直したりする) を仕切る
仕事もしています。 これは、役者さんと直に話をしますから、歌舞伎
や狂言を熟知していないとできない、独特のノウハウとスキルを必要
とする仕事です。 それはさておき、歌舞伎と長年つきあってきて常々
考えるのは、それが世界に誇れる複合芸術だということです。
歌もあれば、「ケレン」 というアクロバティックな、 「ぶっ返り」
と呼ばれるマジック的な仕掛けなど、 その名の通り、歌と舞 (舞踊)
とわざ、芝居の融合なんです。 お話もお笑い的要素もあれば、
シリアスなものもある。そういったあらゆる要素が歌舞伎にはぎゅっ
と詰まっているんです。 僕が考える 「コンプレックス」 というのは、
(以下&F) アートプロデューサーとして多彩な活動をされ
ていますが、そのキャリアのスタートは何だったのでしょうか?
小原 (以下KK) 最初は舞台照明でした。 それから舞台監督をやるよ
うになり、さらに公演のコーディネーター、プロデューサーというふ
うに活動を拡げてきました。 この業界、足掛け25年くらいになります
が、ひとつの転機として、現在京都で運営している 「アートコンプレッ
クス1928」があります。これは、1928年に大阪毎日新聞京都支局ビルと
して建てられた建物 (設計は京都大学における建築学科創設者として ここが原点なんです。
も知られる建築家、武田五一) を、友人の
若林広幸氏が買い 8F それでは、もっと突き詰めて、そういう舞台やアート、音楽に対
関心は、どこからきているのでしょうか?
取ることになり、その相談を受けて私が企画・運営・管理を始めた劇 する
場です。ただ、劇場というと演劇関係だけをもっぱら扱っているよう
に思われがちですが、 施設名をみても分かるように、 僕のテーマは、
常に「コンプレックスしていく」こと。 実際、 僕がプロデュースする
カンパニーも、演劇なのかダンスなのか、現代美術なのか音楽なのか
よく分からないというものばかりです。 それは、名村造船所跡地で今
進めているプロジェクト (black chamber等) でも同じことがいえま
す。 つまり、アートに関わるすべての活動をプロデュースする。 アー
ティスト・イン・レジデンス (主にアーティストのための長期滞在型
KK 「創造」 に対する探究心でしょうか?以前はクリエイテ
ィビティというと、芸術家やクリエイターの特権のように思われてい
ましたが、要は創意工夫。 それは、今や企業にも求められています。
製造業でもサービス業でも、また企業家もサラリーマンもクリエイ
ティビティのある人間の力が、 企業の能力に直結する時代になりつつ
あります。 つまり、アート的感覚をもたない人間は会社に貢献できな
いし、もっといえば社会にも貢献できない。 それが国力にまでつなが
っていく時代だと思います。 ところが、 企業人は、そういう視点で
評価されることが少ない。 一方、 芸術家やクリエイターは、性
いう評価に対して、常に厳しい状況で自分に向き合っています。 実は、
10年前から 「PAN PRESS」 というパフォーミングアーツのフリー
ペーパーを編集していて、その中の連載でも、第一線で活躍中のクリ
エイターに 「創るとは何か」を問いかけてきました。そういう意味で、
アートはもっと注目されるべきだし、普通の人の生活の中に、 もっと
アート的な感覚が入ってゆくべきだと思います。 また、僕の仕事とは、
社会がそういう方向へ向かうためのものです
8F 単にイベントや舞台をプロデュースするのはでなく、社会をプロ
デュースするという感覚でしょうか?
KK そうですね。 これは実際にソーシャル・プロデュースという考え
方があって、僕がめざしているテーマの一つでもあります。 つまり、
アートの仕組みを使って、 社会をプロデュースする、たとえばアートで
を活性化させるという試みです。 一つ例を挙げますと、アートコン
ちょっと大袈裟ですが以前
プレックス1928のある京都三条御幸町は、
は人っ子一人歩かない街でした。 それが、僕たちが劇場を運営するよ
うになってから5年間で、約130店舗入ってきました。 また、あかりプ
ロジェクトというのがあって、三条通にある歴史建築(アートコンプ
レックス1928も近代建築の分野で文化財に指定されている)、その他
のビルをライトアップしたり、壁面やシャッターをスクリーンに見立
てて映像を上映するというイベントを開催しました。 昨年はそれを
50カ所で実施したのですが、 三日間の会期中になんと16万人の人出が
ありました。 NAMURAのプロジェクトも、その根底には、北加賀屋
という工場廃虚のある街を、 活性化させようという目論見があるので
す。 この分野で今、大いに危惧しているのが、梅田北ヤードの展開で
すね。 大阪を活性化させられる最後のチャンスなのですから。

2006.03.25

「三条あかり景色2005『三条あかり景色プロジェクトにおける映像のアウトリーチ』」 DiVA 2006年3月25日10号

まちづくり 経済 「三条あかり景色プロジェクト」における 映像のアウトリーチ アートプロデューサー 小原啓渡 2005年9月17日~19日の三夜に渡り、 京都の三条通 (川端三条 ~烏丸三条) 約300mのエリアにおいて、 近代建築のライトアップ とビルの外壁面や高瀬川の水面等、 約50カ所への映像照射を行う プロジェクトに、統括プロデューサーとして係った。 主催は、 京都でまちづくり活動を展開している有志で構成された 任意団体「楽洛まちぶら会」。 この会は、京都が抱える様々な課題 について語り合う討論番組 (KBS京都) 「どうする京都21」に出演 した数名によって結成された。 まちぶら会の主な活動方針は、 「まち づくり」という視点に立って、地域密着型の新しい京都ブランドの 創造を目指す事にある。 定期的に行われる会合の度に参加者は増え 続け、現在では50名を超える大所帯となっている。 京都大学と京都府立大学の経済学部ゼミ生の協力を得て実施し また交通量調査によると、2004年の初回は3万人だった動員が、2年 目の2005年には16万人に膨れ上がった。 照射箇所も2004年は約 30箇所、2005年は約50箇所と増え、5年後には150カ所の照射を 目指している。 ビル壁面に映像を照射するという手法は、 私が京都の関西日仏学 館のリニューアルイベントをディレクションした際に実施した方法 を転用したという経緯はあるが、 成功の要因の一つとして、プロジ ェクターの性能がここ数年で急速に進歩したという背景があるだろ う。ホームシアター等の広がりに伴った一般需要の伸びに相まって SPECIAL Art & Technology in Kansaiか、プロジェクターの低価格化とコンパクト化がここ数年で急激に
進んだ。 具体的に言うなら、10年前に50万円近くしたスペックが、
今やそれ以上の明るさと機能を持ったものでも10万円台で手に入
る。こうした状況は、 パーソナルコンピューターのフィールドで顕著
だが、 同じことがプロジェクターにおいても時期を同じくして起こ
ったと理解して頂ければいいだろう。
つまり、街中など夜でも真っ暗にはならない屋外において、照射
距離が長く、 大きな画面で映像を映し出すには、かなり高価なプロ
ジェクターが必要であった状況がここ数年で一変したことになる。
実際、街灯や店舗のサイン照明などが点在する市街地で、10万円
台のプロジェクターが照射する映像がどこまで鮮明に見えるのか、
不安がるメンバーも多かったが、 事前に行った照射実験で合格ライ
ンを実証する事ができ、 実施に至る事ができた。
プロジェクトのテーマは、 「新しい夜の景観」 と同時に「芸術のア
ウトリーチ」という側面がある。 アウトリーチとは、ホールや美術
館など従来芸術活動が行われていた場所から地域社会へアーティス
トが出向いて活動を行う、といった意味だが、 映像の場合でいうと、
映画館など屋内の空間に観客を呼び込むといった形から、作品が屋
外などパブリックな空間に出て行く、と解釈して頂ければいいだろ
う。このプロジェクトの例なら、目的意識をもって作品を見に来る
観客だけでなく、一般の通行人が自然なかたちで観客になるとい
う事になる。
普段、 芸術作品に触れることが少ない人々、興味はあっても実際
に足を運ぶとまではいかない人々が作品に触れる機会を持つという
意味において、 芸術の普及活動の一形態であるとも言える。
2004年の映像コンテンツは全て公募によって集めたが、2005年
は芸術科学会のCGコンテストの受賞作品やプロで活躍している映
像作家などの作品も招待してクオリティーを高める方策を導入した。
また、ただ観るだけではないテクノロジーを駆使したインタラクティ
ブな作品もリストに加えた。
今後も活動を継続、 発展させ、アウトリーチというコンセプトの
もと、ほんの一瞬でも作品に触れた人々の心にインパクトと潤いを
もたらすことができれば、まちの活性化と共にこのプロジェクトの意
味は高まると思う。そして、そうした活動にテクノロジーの進歩を
いかに活用していくかということも大きな課題だと考えている。
div
a
37

2006.02.07

『水上ステージ誕生』大阪日日新聞/2006年2月7日

水上ステージ誕生
造船所 次世代芸術創造へ
跡地活用
住之江が浮かび、次世代の芸術けの施設など
名村クリエイ
ティブセンター
名テ
・住之江区
昨年十月にオープンしたている。
区北加賀スタイル創造に向けてシ劇場にはないさまざまな
船所を活用し、ステムづくりが進められ そろえている。
アートの世界もっと
同センターは約百五十 一般の人に広げようと、
大阪や京都を中心に動か
人の客席を仮設できる
しながら三十年かけて一
大芸術エリアにつくり変
えようという壮大な計画
だ。
芸術活動のための複合
オープンと同時に演劇
「名村クリエイティブ
さ
センター」で新たに水上
まざまなイベントに使用
ンホール「ブラックチするアートコンプレック
ステージが誕生した。か ェンバー」をはじめ、バス(小社長)がされ、そのロケーション
つて大型船が製造されてカウンターからギャラ 約四万二千平方の
いたドックに可動式の床 リースペース、 利用者 所
良さからテレビのドラ
景観
やCMの撮影場所とし
ても使われている。
トで包んだ素材を使い、
新たに設置された水上 十五 の広さ。
ステージは高の発二十四枚によって作
スチロールをコンクリーられているので形は自由
組み替えられる。
センターの
レクター、椎名晃嗣さ
名村クリエイティブセンターに新設された水上ステージ
は「水上ステージ:
関西でも珍しい設備」
話し、どのようなスタ
ルを提供できるか
続けている。ドックは
津川から大阪に続い
おり、各地からで
入れ、船上からステー
燃することも可能。
ドックの周りに席を
して" "
くるなど可能性は広が
タている。
デビュー日
し、「文化という船を
こから世界に発信してい
ければ」と椎名さんは
負を語っている。
問い合わせは電話00
(ON) O
ブラックチェンバーへ。
1989年のドックとして

2005.12.22

梅田北ヤード中核施設 テクノロジカルアートに特化した劇場を打ち出す 日本経済新聞 2005年12月22日

北ヤード 日経

2005.12.22

「梅田北ヤード ITなどを駆使した劇場」読売新聞 2005年12月22日

北ヤード

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