クリエイティブセンター大阪(名村造船跡地) - メディア情報

2019.08.15

「きっと見に行きたくなる すごい産業遺産」 (昭文社ムック)/2019年8月15日発行


昭文社発行のガイドブック「きっと見に行きたくなる すごい産業遺産」にてクリエイティブセンター大阪の情報が掲載されました。

2019.05.12

「労働の城 アート拠点に」毎日新聞 日刊・2019年05月12日発刊

|__21 大阪
每
戦前~戦後これからも
戦前から戦後にかけて造船業
で栄えた大阪市住之江区北加
地区空き家や倉庫がアト
リエデザインオフィスに改装
され、「アートの街」として知ら
れるようになった。中心となる
複合芸術施設「クリエイティブ
「センター大阪」は名村造船所の
大阪工場跡を活用。往時の姿を
とどめるドックや事務所など
2007年、経済産業省の「
「代化産業遺産」に認定された。
「鬼の佐野安 地獄の名村
情け知らずの藤田」。 かつて
木津川沿いに並んでいた造船会
社労働者たちはこう呼んだ。
名村の設計技師だった杉山
さん(78)=大阪市東成区=は
船の鉄板の上で目玉焼き
ができるほど暑い。 冬は川沿い
なので一段と寒かった」と振り
返る。
同社は1911年の創業で、
大阪工場は3年に稼働した。 第
二次世界大戦では、国家総動員
法によって動員学徒も働いた。
「それでも人が足りなくて、 囚
住之江区名村造船所跡地
2019年 (令和元年) 5月12日(日)
社員食堂跡で開かれた現代アートの覧会
View+
●ゆるキャラや人気声優が出演したイベントに訪れた大勢の人た
ゆるキャラや人気が出演したイベ
や物販飲食スペースとして使われている。両側はドック
「働いていた時にはここがアー
の拠点になるとは夢にも思わ
なかったね」と杉山さん。 船
りに携わった労働者の汗が染み
こんだ場所で、今日もさまざま
戦後、造船業は発展し、 北加 が続いたが、2005年にスタ
周辺では約2万人が働いてジオやギャラリーに生まれ変わ
いたという。しかし、大型船の った。
需要が高まり、同社は佐賀県伊
万里市に新たにドックを建設。
人も連れて一緒に作業していた 大阪工場での船事業は79年にブジェが浮かび、製図室にはコなイベントが開かれる。
名と聞きます」
撤退した。施設は長く休眠状態スプレを楽しむ人たちが集う。
アートイベントでは水をたた
えたドックに巨大なアヒルのオ
労働の城 アート拠点に
【久保、写真も】
https://www.mainichi.jp/area/kansai/

2019年5月12日に発行された毎日新聞のView+にてクリエイティブセンター大阪が紹介されました。

 

2019.03.30

「工業地帯変身 住民憩う場に」日本経済新聞 夕刊・2019年3月30日発刊

堺市から北北西に約8 並ぶ街としてPRしてき状態だった施設を活用。
大阪市港区築港エたが、観光客らの多くは広い空間を生かしてアー
リアでは今年1月、物流 水族館の「海遊館」があトや音楽イベントを年間
会社が使っていた築約70 近隣の天保山エリアに100件程度開く。
年の3階建てのビルが複流れていた。 クラシカレ 産業の歴史に詳しい近
ッジの開業以降、地域住畿大の岡田昌彰教授(景
合施設「クラシカレッジ」
として再スタートを切っ民だけでなく、観光客も観工学)は「産業エリア
遊歩道の近くにある市 。市内の企業が借り受増えており、区の担当者は公害といった負のイメ
有地にホテルの誘致も決 けて内部を一新。住宅やは「隅々にまで足を運ん ージもあり、市民が近づ
まった。市は空きスペー 店舗の改装を手がける約でも飽きない街に育てた
い」と力を込める。
きにくかった」と指摘。
「観光客を呼び込む施設
大阪市住之江区の工業 をつくるだけでなく、身
団地の一角に70年に本格近にある産業遺産を活用
貨物船が往来する港町 オープンしたレンタルスし、街の歴史に思いをは
せられるような工夫をす
として昭和初期に栄えたペース「クリエイティブ
同エリアは、倉庫など築 センター大阪」は、78年 るとさらに魅力が高まる
100年近い建物が立ちに造船所が撤退して休眠はずだ」と話している。
スを活用して屋台を出し 10社がショールームを開
たり、イベントを催したくほか、カフェや美容室
りする構想も温める。担 なども入居する。
当者は「住民や観光客が
行き交うにぎやかな海辺
に生まれ変わらせたい」
一と意気込む。
物流会社のオフィスビルを
湾岸部の産業エリアを憩いの
場にする取り組みが進む
リノベーションした
クラシカレッジ
クリエイティブ
(大阪市住之江区)
センター大阪
大阪湾
| (大阪市港区)
堺旧港
(堺市)
堤防を取り払い、階段状の護岸を整備
工業地帯変身
住民憩う場に
2019年 (平成31年) 3月30日 (土曜日)
製造業や物流の拠点がひしめく大
阪湾岸部の工業地帯で、市民が気軽
に立ち寄れるスポットが相次ぎ誕生
している。海沿いの工場を人工の砂
浜にしたり、老朽化した建物を商業
2 施設に改装したりして魅力あふれる
街としてのイメージ向上を目指す。
専門家は「歴史ある産業遺産をうま
く活用できれば、相乗効果で観光客
「増につながる」と話している。
(島田直哉)
女性(66)は「気分転
換できる場所になってう
れしい」と話す。
宿泊施設や海水浴場が
あった周辺の海辺はかつ
「東洋一のリゾート地」
と称されたが、1950
年代から埋め立てが始ま
り、石油コンビナートに
工業地帯のイメー
変貌。
ジが強くなって訪れる人
が減ったうえ、高度経済
成長が終わると企業が撤
退するなどして遊休地が
目立つようになった。
市は地域のにぎわいを
取り戻そうと、2012
年に再生策を打ち出し
た。同年、護岸に柵をつ
チ)
って子供でも安全に楽
しめる「海釣りテラス」、
人工砂浜や商業施設
堺市役所から西へ約2
*の堺旧港。3月中旬に
訪れると、防波堤を取り
除き、海が見えるレンガ
敷きの遊歩道にする工事
が進んでいた。防波堤が
あったころは内側から海
を眺めることはできなか
った。毎日散歩するとい
を開設し、製鉄所の一角の砂浜に変えた。 堺旧
は潮干狩りができる人工の遊歩道は19年度中の完
成を目指している。
「遺産」で観光客呼び込む
大阪ベイエリア2019年3月30日に発行された日本経済新聞の夕刊社会面の大阪ベイエリアにてクリエイティブセンター大阪が紹介されました。

2016.01.06

「造船所をアートの街に」/日本経済新聞夕刊2016年1月6日発刊

かつて造船業で栄えた大阪市住之江区北加賀屋。
関西の近代化を支えた古い工業地帯がアートの街に
生まれ変わりつつある。歴史ある建物に芸術のエネ
ルギーを注ぎ込み、新たな魅力を発信する人たちが
いる。
「広大な造船所跡地をど
「う活用すればいいか」。 2
2004年春、 北加賀屋一帯
の土地を所有する不動産
新なにわ筋
日本經濟新聞(夕刊)
2016年(平成28年) 1月6日 (水曜日
造船所跡をアートの街に
業、千島土地社長の芝川能
(6)は悩んでいた。
ドックが小さいなどの理
由から、名村造船所が賃借
していた土地を千島土地に
返還したのは1988年。
あとには約4万平方の土
地と造船所の建物が残っ
た。 芝川は音楽スタジオな
どに転用したが、抜本的に
見直したいと考えていた。
当時、再開発が盛んだっ
大阪中之島を視察して
いる時、出会ったのがアー
トプロデューサーの小原啓
渡(55) 小原は中之島で
ギャラリーなどを備えた複
合施設の企画に携わってお
芝川の相談に「面白そ
う。 すぐに見に行かせてく
ださい」と飛びつく。
京都を拠点に、近代建築
劇場に再活用する事業を
手がけていた小原造船所
跡地を目の当たりにし、 0
年9月、8時間ぶっ続けの
トークイベント「ナムラア
ートミーティング」を企画
する。名の通った美術家や
美術家集い多様な表現
北加賀屋はかつて造船業で栄えた
爱网 名村造船所跡地 |
西成区
北加賀屋
地下鉄北加賀屋駅
住之江区長居公園通
阪神高速(
大阪・住之江 建物改修、安く賃貸 家
30
もっと関西
まってきた。
デザイナーの西川亮(2)
もその一人だ。それまで木
津川で巨大壁画を住民と共
同で描く作品などを発表し
ていた。10年に街づくりの
NPO法人コトハナを北加
賀屋に設立し、地域とクリ
エーターがゆるやかにつな
がる企画を提案する。
キュレーター (学芸員)
画廊オーナーらを招き、ア
ートと地域の関係について
話し合った。
可能性を感じた小原が
「ここを安く貸してくださ
い。もっと魅力的にしてみ
せます」と迫ると、アート
に無関心だった芝川にも火
が付く。跡地の30年間の貸
し出しを約束。 15年、建物
を改修し、複合イベント施
設「クリエイティブセンタ
大阪」として再出発した。
「美術家たちに空き家
安く提供する。自由に使っても交流が目的」と強調。「園
ぐちゃぐちゃで返して
もらっていい。 途中で返せ
と言わない」。施設を起点
北加賀屋を芸術村にする
構想が、2人を中心に練ら
れていく。すると、鋭敏な
クリエーターが各地から集
(右上から時計回りに) 千
島土地の芝川さん、 アート
プロデューサーの小原さ
ん、デザイナーの西川さん
一例が12年に始めた「み
1区画
んなのうえん」だ。
6平方ほどの土地を誰で
現在約80人
も借りられる。
西川は「収穫より
が参加。
内にピザ窯を」といった発
想が参加者の話し合いで生
まれる。西川は近隣のクリ
エーターに呼びかけ、農園
で採れた染料を使った靴下
を共同開発。農園を通じた
地域交流を促す。
北加賀屋には現在、巨大
築家が集うスタジオなど約
30のアート拠点がある。 住
民らがアトリエとして利用
できる市民工房などではワ
ークショップが開かれ、ク
リエーターと地域住民が触
れ合う機会が広がる。
西川は昨年、周辺を調べ
地域マップを作った。そこ
で「北加賀屋はカオス (混
沌)。あらゆる種類の表現
者が混在している」と気付
いた。小原も「誰かが引っ
張っていくのは最初だけで
いい。面白いものは混沌か
ら生まれる」とうなずく。
名村造船所跡地は0年、
国の近代化産業遺産となっ
た。その後、住之江区もア
トイベントを開くなど街
づくりに参画する。 多種多
様な芸術が芽吹き、街に求
心力が生まれつつある北加
賀屋。種をまいたのは芝川
ら民間の発想と思い切りの
良だった。 =敬称略
(大阪・文化担当 安芸悟)
日本経済新聞夕刊にプロデューサー・小原啓渡の記事が掲載されました。

2014.05.01

2013年度 AIR事業掲載のその他の記事一覧(WEB)

2013年度 AIR事業掲載のその他の記事一覧(WEB)
2013年度のアーティスト・イン・レジデンス事業でクリエイティブセンター大阪に滞在したアーティスト、ヨルン=ビシュルーによる制作発表の記事の中からその他の記事の一覧。
制作発表は2014年3月7日?11日に、大阪駅のナレッジキャピタルで開催された。
roomie
水の無いプールにふわふわ浮いてみたかった
HUH.
Deceptive Art Installation by Jeroen Bisscheroux
EURObiZ Japan
POOL, loss of colour
core77
Jeroen Bisscheroux’s ‘POOL, Loss of Color’ Will Mess with Your Mind (in More Ways Than One)
journal du design
POOL, loss of colour par Jeroen Bisscheroux
TALKOFDC.com
ART: POOL, Loss of Color by Jeroen Bisscheroux Trippy. Made to…
Antena 3
El artista Jeroen Bisscheroux crea la piscina, una ilusión óptica con sentido trágico
broadsheet.ie
Pool Hall Blues
Darlin Magazine
LE ILLUSIONI OTTICHE IMPRESSIONANTI DI JEROEN BISSCHEROUX
My Modern Metropolis
Deteriorating Swimming Pool is a Stunning Optical Illusion
Cultura Inquieta
Pool, loss of color
Junkculture
Pool: An Art Installation That Creates the Illusion of a Large Swimming Pool
Viral Nova
There’s Something Different About This Swimming Pool. You Might Not Realize It Til You Jump In…
ONFILTERS
【アート】ここまで来た!!かなりリアルなプールの3Dトリックアート。
ゆきふる
どうなってるの!?プールを描いた3Dアートが、もはや現実を疑うレベル
Luxury-Insider.com
POOL, LOSS OF COLOUR
Freemagz.com
POOL, Loss Of Colour Street Art Painting By Jeroen Bisscheroux
Laughing Squid
POOL, loss of colour, A 3D-Illusion Image of a Pool on a Giant Carpet
Contact iNews
Bisscheroux’s ‘POOL, Loss of colour’
HI FRUCTOSE
Optical Illusion with a Message by Jeroen Bisscheroux

2014.04.22

“No diving in at the deep end! Dutch artist creates stunning 3D optical illusion to highlight Japan’s Fukushima disaster” / 22 April 2014

20140910-AIR2013_on_DailyMail.jpg
▼記事はコチラから
“No diving in at the deep end! Dutch artist creates stunning 3D optical illusion to highlight Japan’s Fukushima disaster”
“(プールの縁から)飛び込み禁止!東日本大震災をテーマとしたオランダ人アーティストによる美しい視覚効果の3D作品。”
デイリーメール/イギリス
2014年4月22日掲載
2013年度のアーティスト・イン・レジデンス事業でクリエイティブセンター大阪に滞在したアーティスト、ヨルン=ビシュルーによる制作発表の記事。
制作発表は2014年3月7日?11日に、大阪駅のナレッジキャピタルで開催された。

2014.04.17

“This Giant, 3D Optical Illusion Of A Pool Actually Has An Important Message” / 04/17/2014

20140910-AIR2013_on_HuffingtonPost.jpg
▼記事はコチラから
“This Giant, 3D Optical Illusion Of A Pool Actually Has An Important Message”
“視覚効果による巨大な3D作品が投げ掛ける重要なメッセージ。”
ハフィントン・ポスト/アメリカ
2014年4月17日掲載
2013年度のアーティスト・イン・レジデンス事業でクリエイティブセンター大阪に滞在したアーティスト、ヨルン=ビシュルーによる制作発表の記事。
制作発表は2014年3月7日?11日に、大阪駅のナレッジキャピタルで開催された。

2014.04.16

Jeroen Bisscheroux tricks the eye with pool loss of color / apr 16, 2014

20140910-AIR2013_on_designboom.jpg
▼記事はコチラから
“jeroen bisscheroux tricks the eye with pool loss of color”
“見る者の目を欺くヨルン・ビシュルーによる作品 「Pool loss of color -色彩の喪失-」”
デザインブーム マガジン
2014年4月16日掲載
2013年度のアーティスト・イン・レジデンス事業でクリエイティブセンター大阪に滞在したアーティスト、ヨルン=ビシュルーによる制作発表の記事。
制作発表は2014年3月7日?11日に、大阪駅のナレッジキャピタルで開催された。

2014.04.09

A MIND-BLOWING ART INSTALLATION MAKES A STATEMENT / 04.09.14

20140910-AIR2013_on_DesignMilk2.jpg
▼記事はコチラから
“A MIND-BLOWING ART INSTALLATION MAKES A STATEMENT”
“圧倒的なアートインスタレーションが人々に強く訴える。”
デザイン・ミルク
2014年4月9日掲載
2013年度のアーティスト・イン・レジデンス事業でクリエイティブセンター大阪に滞在したアーティスト、ヨルン=ビシュルーによる制作発表の記事。
制作発表は2014年3月7日?11日に、大阪駅のナレッジキャピタルで開催された。

2014.04.02

“Jeroen Bisscheroux’s “POOL loss of colour” brings Tohoku swimming pool carpet art to Osaka” / April 2, 2014

20140910-AIR2013_on_JapanTrends2.jpg
▼記事はコチラから
Jeroen Bisscheroux’s “POOL loss of colour” brings Tohoku swimming pool carpet art to Osaka
“ヨルン・ビシュルーが「Pool loss of color」で大阪に再現した東北のスイミングプール・カーペット。”
ジャパン・トレンド
2014年4月2日掲載
2013年度のアーティスト・イン・レジデンス事業でクリエイティブセンター大阪に滞在したアーティスト、ヨルン=ビシュルーによる制作発表の記事。
制作発表は2014年3月7日?11日に、大阪駅のナレッジキャピタルで開催された。

2013.08.08

『アートで「まちの魅力」を再生』月刊事業構想2013年9月1日発行

月刊事業構想表紙
大阪府 Project Nippon
中之島バンクス、クリエイティブセンター大阪
アートで「まちの魅力」を再生
大阪に新たな「創造の拠点」が続々と誕生している。
土地の歴史や培われてきた文化に注目し、
地域の資源を活かしたリノベーションで、新たな価値を生み出している。
888
小原啓渡 「ART COMPLEX」 統括プロデューサー
ビルも、どちらかというと川を背にし
て建てられたものが多かった。 でも、
ここは川沿いの景観と自然を味方にし
た、テーマ性のある親水空間です。 こ
の場で過ごした豊かなひとときをきっ
かけに、多くの人々の心に 『大阪の川
をもっと美しくしたい』、 『美しい河川
環境を保ちたい』という意識が芽生え
てくれることを願っています」
人々の感受性を刺激し、 多くの気づ
きを生み、そこからまちの歴史を新た
に塗り替えていく関西から世界へ
情報・文化を発信し続ける中之島バン
クスの可能から、目が離せない。
「廃墟のポテンシャル」を活用
かつて造船業で栄えた港町にも、 新
たな息吹が起こっている。
「クリエイティブセンター大阪 (略
称:CCO)」は、大阪港へとつながる
大阪市住之江区の木津川河口にある「名
「村造船所跡地」 の広大な敷地を活かし
て設立された。 造船所跡地という産業
遺産に眠る “廃墟のポテンシャル” を
最大限に活かしたこの空間は、 さまざ
まな「クリエイション」と「コミュニ
「ケーション」のための実験の場となり、
注目を集めている。
CCO BO [ART COMPLEX
1928」 などの施設で管理を手掛ける
「ART COMPLEX」 グループの統括
プロデューサー・小原啓渡氏は、04
年に名村造船所跡地で行ったアートイ
クリエイティブセンター大阪 (CCO) は、 名村造船所跡地にあるアート複合スペース。
名村造船所跡地は、 経済産業省の近代化産業遺産に認定されている
ベントがきっかけで、05年にCCOの
運営を任された。そして、アートを切
り口に、社会に対して新しい価値観の
提案を試みたいと、2009年に 「北加
賀屋クリエイティブ・ビレッジ構想」
なるプロジェクトをスタートさせた。
北加賀屋は昭和の初め頃、 造船業で
栄えたが、時代の移り変わりとともに
衰退し、 空き家が目立つようになった。
そこで、工場跡や空き家、 廃旅館など
をアーティストやクリエイターたちの
アトリエやオフィスとして活用し、 芸
術・文化が集積する創造拠点へと生ま
れ変わらせることを目指したのが 「北
加賀屋クリエイティブ・ビレッジ構想」
だ。
北加賀屋というエリアのポテンシャ
ルについて、 小原氏は「ここにしかな
いオリジナリティがあります。 ものづ
くりにはストーリー性が大事ですが、
壮大なオリジナル・ストーリーを一か
ら作り上げるのは、とてつもないエネ
ルギーと時間を要する。 でも、ここに
はすでに“造船”という大きな産業に
より栄え、 そして衰退の時を迎えたと
いう歴史が刻まれている。 この歴史あ
る町をもう一度、 “アート” の力で盛
り上げてみたいと思ったのです」と語る。
小原氏が中心となり、 北加賀屋エリ
アを芸術・文化が根づく場所に、 「行っ
てみたい」、 「暮らしてみたい」 まちに
変えていくため、美術、 演劇 ダンス、
音楽などあらゆるジャンルのアーティ
ストやデザイン、 映像、 ウェブ、 建築
などのクリエイターが集う取組み、 イ
ベントを企画してきた。
「文化とは、多様なものが混在し、
時間とともに発酵し、そこに熱や匂い
が加わり、発展していくもの。 中には
長い時間かかるものもある。 だからこ
そ、一過性のものにならないよう継続
が大事です」
クリエイターたちの次なる仕掛けに、
期待が膨らむ。
PROJECT DESIGN SEPTEMBER 2013 10

2013.03.25

「特集フロムオオサカ『アートの力で閉じられた場所を開く』」大阪市交通局・ノッテオリテ24号 2013年3月25日掲載

notteorite1
名村造船所の壁画住む人
がと
を感じられるような活動を
205 ノッテオリア
10
特集
フロムオ
新しい動きをつくりだすのは、何の力だろう。
町に出て、いくつかの面白そうな動きを見に行ってみた。
動きの中心には強い思いやこだわりを持った誰かがいて、
そこから投げられたアイデアや行動をがっしり受けとめる人がいた。
投げ返したりバスをしたりしながら、
ゆるやかに人と人とがつながっていく温かみがあった。
面白いコトはつながることで動きだすメッセージ・フロム・オオサカ
ま
特集 フロムオオサカ
からたちに本を持っている人がほとんど
ってない。地域に一歩読み込む後押しができれば
07 ノッテオリア
ho
大阪市中央区谷町6丁目26
まちづくり団体
からほり倶楽部
した
「なんば」 「秋」 「車
に、ソフトの文化
でまで)
大阪城の外の一つがあり、水の
ない空だったことが由来の「空
商店街」。この界隈は大阪市内でも
戦火を逃れた珍しい区域で、明治
期以降に建てられた古い 歴
史ある街並みが残っている。 古くか
ある街の街の持っている物
を大切に守り、外から人を呼び込
んで再生を図ってきたのがまちづく
団体からほり倶楽部」だ。 今で
は多くの若いアーティストやこだわり
のあるショップが、 味わいある雰囲気
長屋で店をしている。古びて
壊す対象だった長屋は、街をより豊
かにする財産として再発見された。
活動を始めて10年経った20
11年、倶楽部の理事は若手へと
一新。 新理事の1人となった小上馬
大作さんは、 これからは長屋の再
生に加え「街を舞台とした「人と
交流」を活動の柱にする」と語る。
界隈にはマンションが増えてきた。
若い入居者たちと空堀商店街を
もっとつなぐにはどうしたらいい
空の魅力を多くの人に伝え
るにはどうしたらいいか。こんな思
からまちあるきやワークショップ
などのイベント、住民目線で作るお
けいこマップ、外国人用マップなどの
ほか、 まちあるき用マップには地域
のお年寄りに聞いた昔 の思い
出をもとにしたマニアックなまちな
クイズなども掲載した。 「街の血
の巡りをよくするというのかな。
も建物も人が行き来して始めて
イキイキしてくると思います」。
“血の巡り”を良くする
人の行き来で街の
クリエイティブセンター大
ア
今回の壁画のテーマは、「復興・再構築」。巨大な
アートの力で
閉じられた場所を開く
日本の近代化に大きく貢献した
加賀屋地区の造船業を今に伝え
遺産として2007年に「近代
「化産業遺産」に登録されたのが名
村造船所大阪工場跡地だ。 鉄骨
むき出しの構造体や船の修理工場、
ドックに原寸大の設計図を作成し
ていた建屋の持つ潜在的な魅
力の大きさに魅かれ、ここをアート
の発信基地にしようと大阪クリエ
イティブセンター (CCO) が立ち
上がった。さらに北加賀屋地域の
空き家を再生してアート、演劇、
建築などクリエイティブな活動を
する人の町にする動きも始まった。
アートにはどんな力があるのか。
CCOの細貝由衣さんは「閉じてた
場所が広がる」ことだという。 20
12年で3回目を数えるウォール
ペインティングプロジェクトではオラ
ンダから来た著名なアーティストを
呼んだ。地域の人には彼とを
一緒に描くという広がりがあった。
完成後も壁画を見に来る人で
は開かれていく。「イベントで一気に
爆発すること以上に、動きを継続
させることが大切」 細貝さん)と
いうCCOの思いは、 北加賀屋に
やってきた創造家たちにも受け継
がれている。 NPO法人 Co.to.
hanaもそのひとつ。アートやデザ
インの活動から、近年、町の空き
地に地域のみんなでつくる農園を
開いた。 アートは求心力の強さで人
を集め、アートを超えた自由な活
動を生む。 地域と人とがつながる
アートの町の増殖は、まだまだ続い
ていく。
2011年のオールペイ
に続き今回も幅15メートルのスケールで動画が完成した
Wall Painting Project 03 http://wpp.namura.cc/
@クリエイティブセンター大阪
※大阪市交通局ホームページで閲覧可能です。
http://jabook.kotsu.city.osaka.lg.jp/notte_orite/vol_24/ebook_vol_24/#page=1

2013.01.20

「跡地はアート地」 朝日新聞 2013年1月20日

asahicco

2012.12.01

「関西シーンピックアップ『Wall Painting Project 03 featuring Jeroen Erosie』」 関西シーン 2012年12月1日

38
KANSAI SCENE MAGAZINE DECEMBER 2012 kansaiscene.com moo.ensoaisens SAME AS A
Art
Wall Painting
KS
Pick
Dec 1
Project 03 featuring
Jeroen Erosie
OSAKA Creative Center Osaka
Based in Eindhoven, Netherlands, Jeroen Erosie is a multi-discipline artist, who
fuses visual elements and concepts from graffiti, conceptual art, illustration and
typography. During his one-month artist residency in southern Osaka, he will paint a
wall outside the Creative Center Osaka by collaborating with workshop participants.
A rigorous process will see the artist and participants working together to create a
painting that layers experiences of each participant. The painting is scheduled to be
complete and available for viewing on December 1, accompanied by a live painting
battle. The painting itself will also be available for viewing after the reception. For
more information on the program, please visit the website.
Wall Painting Reception: Dec 1 5pm-9pm Admission: Free
•Access: Kitakagaya Stn http://wpp.namura.cc
Art Listings
Kyotoq oldica
Domestic and Abroad:
What We See Beyond
Borders
Gallery Fleur at Kyoto Seika
University Until Dec 8
Various Media
Open: 10:30am-6:30pm, closed on
Sun Admission: Free Access:
Eizan Kyoto Seikadaimae Stn
• www.kyoto-seika.ac.jp/fleur
Misao Watanabe
Exhibition
Gallery Gallery
Dec 1-15
Tapestry (Weaving)
Open: 12-7pm, closed on Thu
Admission: Free Access: Hankyu
Kawaramachi Stn ⚫ http://web.
kyoto-inet.or.jp/people/kictac/
Gallery2
Mitsuo Kim Exhibition
Gallery PARC
Dec 14-27
• Mixed Media
Open: 11am-7pm (until 6pm on Dec
27), closed on Mon ⚫ Admission:
Free Access: Keihan Sanjo Stn
laughing
will also
laughing contest, comedy
DOV
www.galleryparc.com yllas of school students ¥500⚫ Access:
Tozai Line Higashiyama Stn
www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/en/
onast jo
odt nismo
Art Campus 2012:
How to Look at
Japanese Art!
Hosomi Art Museum
• Until Dec 24
obier
• Various Media
Open: 10am-6pm, closed on Mon
Admission: ¥1,000, V600 students
Access: Higashiyama Stn
• www.emuseum.or.jp/eng
Hidekazu Tanaka:
Sphere of Activity
Kodama Gallery, Kyoto
• Dec 1-29
wobinuo
• Paintings
Open: 11am-7pm, closed on Sun,
Mon, Holidays Admission: Free
Access: Subway Jujo Stn 000.8%
www.kodamagallery.com
Suda Kunitaro
Exhibition
Kyoto Municipal Museum of Art
Dec 1-Feb 3, 2013 Paintings
Open: 9am-5pm, closed on Mon and
Dec 23-Jan 2 Admission: ¥1,000,
university and high school students
¥800, junior high and elementary
exhibition
Chiaki Kondo Exhibition
Matsuo Megumi + Voice Gallery
pfs/w Dec 1-13 Paintings
Open: 12-7pm, closed on Sun and
Mon Reception: Dec 1, 5-7pm
•Admission: Free Access: Kintetsu
/JR (Hachijoguchi) Kyoto Stn www.
voicegallery.org
Reika Nakayama: A
stellar hill
Mori Yu Gallery Kyoto
Dec 1-Feb 2, 2013
Paintings/Sculpture
abem!
Open: 12-7pm, closed on Sun, Mon
and Holidays (Dec 28-Jan 7)
•Admission: Free. Reception:
Dec 1, from 6pm Access: Keihan
Jingumarutamachi Stn
• www.moriyu-gallery.com
The World of
Chihayafuru
"Shigureden," the Hall of Ogura
Hyakunin Isshu. Until Dec 24
Manga boMost
Open: 10am-5pm (until 8:30pm
between Dec 8-17), closed on Mon
open on Dec 10 & 17 Admission:
V500, ¥300 junior high and
elementary school students isbot
Access: Randen Arashiyama Stn
www.shigureden.or.jp
Osaka
Botan Yasuyoshi:
Collection of the thief
ARTCOURT Gallery
• Dec 1-22
Paintings/Sculpture
Open: 11am-7pm (until 5pm on Sat),
closed on Sun and Mon
Reception on Dec 1, 4-6pm
Access: JR Sakuranomiya Stn
www.artcourtgallery.com
Chisato Yamano: doin
Jungle-Tanpen
ARTCOURT Gallery
. Dec 1-22
Ceramics/Drawings
aibubai
Open: 11am-7pm (until 5pm on Sat),
closed on Sun and Mon
Reception on Dec 14-6pmob
Access: JR Sakuranomiya Stnsm
• www.artcourtgallery.com moit
Wall Painting Project 03
掲載記事 http://wpp.namura.cc/

2012.11.14

「『名村造船所跡に壁画』大阪・住之江区 長さ18メートル、共同制作」日本経済新聞 2012年11月14日夕刊

日
本經新聞(夕刊)
2012年(平成24年) 11月14日 (水曜日)
名村造船所跡に壁画
大阪・住之江 長さ18、共同制作
大阪市住之江区の名村造とともに壁画を制作する。
船所跡の堤防にペンキで壁 参加者の募集は締め切っ
画を描く催し「ウォールペ たが、公開制作のため当日
インティング・プロジェク の見学は可能。制作するの
18」が進行中だ。3回目は、高さ3、長さ1の
の今回はオランダのビジュ壁画で、震災復興と地域の
アルアーティスト、ヨルム 自立を念頭に置いたコンセ
エルジーを迎え、 17 18 プチュアルアート色が強い
日と24、25日にワークショ
すでに
作品になるという。
エルジーが下地塗りなどの
準備を始めた。今後、制作
の様子をネット配信などで
公開する予定
ップ形式で各日参加者10人
同プロジェクトは地域活
性化のため、クリエイティ
プセンター大阪と住之江区
が始めた。 写真はNPO法
人 「Co.to.hana」 による
昨年の作品 「NAMURA15
2P」。
日本経済新聞(夕刊) 2012年 (平成24年) 11月14日 (水曜日)
大阪・住之江区 長さ18メートル、共同制作
『名村造船所跡地に壁画』
掲載記事 http://wpp.namura.cc/

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