小原啓渡関連 - メディア情報

2009.12.13

『いずみ 巨大アヒル再登場』読売新聞夕刊/2009年12月13日

Rubber Duck Project

2009.12.12

『大阪の未来 明るく元気に 御堂筋イルミネーション オパフェ!』産経新聞夕刊/2009年12月12日

オパフェ!
小原啓渡がプロデュースする『 オパフェ! 』の情報が掲載されました(赤枠内)。

2009.12.03

『ART COMPLEX 1928 in Kyoto × CONDORS from Tokyo since 1999 特集!!』dance+/2009年12月3日


ウェブサイトの記事です。画像をクリックすると、統括プロデューサー小原啓渡とコンドルズ勝山氏のスペシャルインタビューページへ移ります。

2009.12.02

『歴史と対話し創造を』北国新聞/2009年12月2日

北國新聞
歯科口腔外科
医療法人社団
かとうクリニック
いしかわ
インプラントセンター
加賀市山代溫泉北部2-25(加賀市文化会館八停前)
TEL(0761) 7-6480
(http://www.k-iic.com
http://www.hokkoku.co.jp/
ホームページ北
第3種郵便物認可
歴史と対話し創造を
アーティストに
空き町家が1000棟
町家を提供
分科会2「歴史都市の健康増進」
金沢という都市が生ージを送っている」と
命力と創造力を持ち続述べた。
|ク事務局長の小針剛氏
は京都で町家を探して
暮らし始め、それがき
っかけで町家の持ち主
浅野川、銭湯も大事
金沢の町家の現状
金大大学院地域マネジ
メントコース教授でNP
法人金澤町家研究会事
務局長の水野雅男氏は、
研究会事務局長
水野氏が報告
金沢の町家の現状報告
を行った=写真=。現在、
市内には7100棟の
町家があり、1千棟が空
金 家で、「問題は19
「市場性高めること必要」
99(平成11)年度から
5年で1400棟、年
280棟ずつ壊され
ていることだ」と指摘し
た。
町家でのアート展示や
演劇上演、町家を留学生
の寄宿舎や職人の工房
に活用する取り組みな
どを紹介し、「町家と
称するが、それぞれ個性
が違う。取り壊しを年
間200くらいに抑え
るには、金融機関や不
動産業者とコンソーシ
アム(共同事業体)をつ
くり、市場性を高める
ことが必要だ」と強調
した。
け、健康であり続ける アートコンプレックと借りたい人の「仲人」
ためにはどんな取り組ス代表で大阪市立芸術をするようになり、約
みが必要かが話し合わ創造館館長の小原啓渡 200軒の町家再活用
町家に代表される 氏は築約80年の近代建につなげた体験談を披
財産を生かすための意築をアート施設として露した。「カフェやブ
見が相次いで出され活用する取り組みなどティックをやるなど、
た。
を紹介した。経営者に、 町家で夢がリーズナブ
社員がアート活動と仕ルな価格でかなえられ
事を両立できるよう、 る。持ち主はそれを応
国連大高等研究所い なるべく自由な就労条 援するパトロンになれ
しかわ かなざわオペ件をつくってほしいとる。人の気持ちが町家
レーティング・ユニッ呼びかけ、「アートをを通して結びつけられ
所長のあんまくどしている人は独特な発る」と語った。
など氏は町家に住む想を持っていることが ドリームランチ・ク 産業として育てる視点を提供することを提案 家や歴史都市の街並
経験から「街の健康は多く、会社の役にも立リエイティブ・ディレ から、制作支援などをした。「金沢に集う人みが持つ美意識から
個人の体力、精神の健つ」と強調した。 クターの宮田人司氏は行う「ガニゲセンター」の窓口となってサポー クリエーターは刺激を
「康から始まる」と強調 フリーカメラマンでマンガ・アニメ・ゲーを設立し、アーティストし、一緒に何かを生受けるとし、「歴史と
した。都市の中の自然 町家倶楽部ネットワームを指す「ガニゲ」をトの仕事場として町家み出していく組織をつ対話しながら、新しい
である浅野川を「精神
の一服の場」と表現し、
「対話の場」である銭
湯などとともに健康を
支える存在として挙げ
た。さらに、歴史都市
の保全には経済界やメ
ディアの理解が必要だ
と指摘し、「金沢経済
同友会は歴史遺産を評
価し、維持に取り組ん
でいる。北國新聞には
必ず歴史に触れる記事
があり、市民にメッセ
=金沢市内のホテル
町家の活用などで意見交換する出席者
「
くるべきだ」と述べた。時代のものを付け加え
座長を務めた、金沢ることで、都市は健康
工大環境・建築学部教になっていく」と強調
授の水野一郎氏は、町した。
土地の言葉、感性で
まとめのスピーチで考えていきたい。そ
大阪市立大都市研の場所でしかない言
|究プラザ所長・同大大 葉、感性に全部置き直
|学院創造都市研究科教してみる。その作業が
授の佐々木雅幸氏は 金沢を世界の創造都市
「いろんなアイデアがにすることにつなが
ある中で、飛田代表幹る」と語った。
事の言うように金沢弁

2009.11.24

『家族で楽しむ☆クリスマス 帰ってきたラバー・ダック』関西ファミリーウォーカー/2009年12月号(2009年11月24日発行)

コストコでパレルギーアイス 安く楽しむクリスマス Xmasケーキ ファミリー 2009 Family Walker 12 390 ダルカー 第23 プレミアム・アウトレ 08店がOPEN ガンプラ EXPOR 安く!かわいく!ママフレンド大満 光のルネサンス 神戸ルミナリエ ース・キャンドル手作りコストコ Xmasブッフェ IKEA ニトリ 30 26 家族で楽しむ クリスマス
家族で楽しむ☆クリスマス
東会場
ローズライト
ガーデン&
イーストライト
パーク
昨年までは整備中で入る
ことができなかった中之
島公園が、ことしは新企
画満載で再び会場に!
帰ってきたラバー・ダック 千島土地(株)提供)
12/12 土~25金 ライトアップは 17:00 ~ 22:00
「水都大阪2009」で大人気だった、 高さ9.5m、 幅9.5m、
長さ11mの巨大アヒルが八軒家浜に復活! しかも夜
は黄色いボディが鮮やかにライトアップされる♪

2009.11.18

『オパフェ』関西ウォーカー/2009年11月18日発売号

『オパフェ』関西ウォーカー
オパフェ-オーサカパフォーマンスフェスティバル-が掲載されました。

2009.11.18

『ラバーダック』関西ウォーカー/2009年11月18日発売号

周辺施設をCHECK!
今年初
「水都大阪2009」の人気者が復活!
「帰ってきたラバー・ダック」
12/12 土 ~ 25 金
土地(株)提供
MAP (P6 E-3)
ライトアップは17:00~22:00
「水都大阪2009」 で八軒家浜に現れる
やいなや、一躍人気者となった高さ
9.5m 幅9.5m、長さ11mの巨大アヒル
が光のルネサンスにも登場! しかも
夜になるとライトアップされ、黄色い
ボディが光に包まれるのだ。 愛らしい
姿で、再び癒しを与えてくれるぞ。
オランダ人アーティストのF・ホフマン氏の作品。高層ビル群
をバックに巨大アヒルが大川を泳ぐユニークな光景に心がなごむ
ラバーダックプロッジェクトが掲載されました。

2009.11.18

『メガダックまたあえるよ』朝日新聞/2009年11月18日日刊

2009年(平成21年)
11月18日
政治 回
政策 同
水曜日
国際 39
経済
朝日新聞
金融情報 123
ニフ
ピルボ活説
金声オゴス囲生小地テ
囲碁将棋 20
地域 26 27
テレビ・BS・ラジオ202132
メガダック また会えるよ
はちけんや はま
あの巨大アヒルが帰ってくる。 大阪市の中
之島などで今秋催されたイベント「水都大阪20
09」で人気を集めた「ラバーダック」=写真=
が12月22~25日、同市中央区の八軒家浜船着き場
に再登場する。「夜は見えにくい」との指摘があ
ったため、午後5~10時にはライトアップされる
予定だ。
来月12~25日ライトアップ
ラバーダックはテント用の生地で作られた高さ
95、長さ1のオブジェ。「かわいい」
「癒やされる」という
アンコールの声に応
え、「OSAKA光の
ルネサンス2009」
の一環で再び展示され
ることになった。アヒ
ルは現在、空気を抜か
れてしぼんだ状態で市
内の倉庫に保管されて
いるという。
ラバーダックプロジェクトが掲載されました。

2009.10.14

「セリフのないパフォーマンス ノンバーバルパフォーマンス」読売新聞/2009年10月10日

外国人楽しませよう
セリフないパフォーマンス
外国人観光が楽しめるイベ
ントを増やし、地域活性化
を引き継ぎ、公演をロングラン
ができるまで高め、金
よようと、大阪府大阪市、大松 でも多くの人が支援できる仕
阪商工会議所などが、 アクシ
ョンやダンス、音楽などを使
って繰り広げる「ノンバーバ
ル (5) パフォーマンス」
の制作に乗り出す せりふが
ないため、日本語ができ
なくても楽しめる。作品はぜ
から作する計
のオーディションを2日に行
い、2010年1月に大阪市内
で公演を行う。
文化庁の補助金を利用し、十
数人のほか、演出、
・照明などの担当者、制作ス
タッフもそれぞれ若干名公募す
る。 将来は、NPO法人に
大商など創作イベント出演者公募
ど
みを作る。分野の人材育成
につなげ、若者が東
京へ出するのを防ぐ思いもあ
る。
大阪では、演劇や文楽などの
伝統芸能などの公演数
多くあるが、旅行中の外国人が
楽しめる常設のイベントが少な
いとされていた。韓国では、
コックが台所で包丁や、また
板などを打楽器に見立てて乱打
「する「NANTA」などのノン
バーバルパフォーマンスが複数
の所で上演されており、
光客向けの人気スポットとな
っている。
セリフのないパフォーマンス『ノンバーバルパフォーマンス』制作発表、オーディション が読売新聞に掲載されました。

2009.10.05

『臨海工業地域の芸術・文化的有効活用に関する調書』/平成21年10月5日/財団法人 文化・芸術による福武地域振興財団

NAMURA ART MEETING '04-'34 臨海工業跡地の芸術・文化的有効活用に関する調査
NAMURA ART MEETING 実行委員会
●活動の目的
臨海工業跡地の芸術・文化的有効活用に関する国内外の先駆的事例
の情報収集と調査結果の分析を通じて、 地域の歴史的背景や資産を
活かした文化インフラへの転用を介した地域振興に資することを目
的とした。
活
プログラム
動の内容
本プロジェクトの可能性を検討する機会として3名のゲストを交
えた公開研究会、 「芸術文化による都市再生~海外の先駆事例~」
「芸術の魅力とカー社会を映し出すアート~」 「地域文化の可能性〜
瀬戸内文化圏構想を中心に~」 と、 実行委員会による「NAMURA
ART MEETING の課題~来年度計画と長期展望~」を開催。 合わ
せて、海外の臨海工業跡地の芸術・文化による先駆的事例を調査
し、本プロジェクトに有効な情報やデータを収集・検証した。 また
2009 年度に実施予定のアートプロジェクトに関するミーティング
とともに長期的な展望として従来にはない新たな実験と創造と研究
の場について考察した。
● 実施場所
大阪市住之江区北加賀屋4-1-55 クリエイティブセンター大阪内
● 実施期間
活動実施日: 2008年8月1日~2009年3月30日
イベント等開催日: 2008 年 12 月 22日~ 2009年2月12日
●活動規模
市区町村規模、調査は世界規模で実施
活動のターゲット 対象者
アート関係者、住之江区北加賀屋周辺住民。
●参加人数 140人
●活動の効果
臨海工業跡地の芸術文化的有効活用に関する国内外の先駆的事例の
調査に加え、 専門家をゲストにした公開研究会を実施したことによ
り、賛同者が増え、 地域の歴史的背景や資源を活用した文化インフ
ラ整備を行うことになった。 その結果、 地域行政 (住之江区) を巻
き込んだ展開へと発展。 その他にも千島土地との協力体制で 「クリ
エイティブ・ピレッジ構想」 が立ち上がった。
活動の独自性
名村造船所跡地は、 「近代化産業遺産群」に登録されている。 本ブ
ロジェクトは、この場所を芸術文化によって有効活用することを提
案し、 産業遺構として保存するのみならず活用しながらパブリック
へと開いていく仕組みづくりに取り組んでいる。 今回の調査により
国際的事例を把握できたことで、 大阪を代表する芸術拠点として世
界的に発信していく足がかりができた。 また、地域の誇りとしても
さらに活性化する可能性が高いと思われる。
●他機関との連携状況
名村造船所跡地が位置する大阪住之江区との具体的な連携が始ま
り、かつて造船所が軒を連ねた時代を紹介するパンフレットの作
成区住民によるコンサートの開催などが実現することとなった。
また、 近畿大学と実地調査や、かつてこの地で働いていた方々への
インタビュー調査などで連携することとなり、 官民学の連携で古い
資料の収集なども始まった。 こうした動きを受けて、 現在、造船資
料館の設置なども検討されている。
広報記事の掲載状況
特になし
参加アーティストの状況
公開研究会へのゲストとして吉本光宏 (ニッセイ基礎研究所 芸術文
化プロジェクト室長)、 片岡真実 (森美術館シニア・キュレーター/ヘイ
ワード・ギャラリー(ロンドン、インターナショナル・キュレーター) 金
代健次郎 (文化芸術による福武地域振興財団 事務局長)
●総括
今回の調査・研究を進める過程において、 地方行政、 特に住之江区
との連携が確実なものとなり、 区民にこの地の歴史を紹介するパ
ンフレットなど、 実際に区が予算をつけることになったことは特筆
すべきだろう。 また、 名村造船所跡地を中心としたエリアにおける
「クリエイティブビレッジ構想」 が立ち上がり、 空家にクリエー
ターを誘致する活動やコミュニティーガーデンを造成する計画な
どが始まった。 地方自治体である住之江区、 土地オーナーである千
島土地、その管理者であるクリエイティブセンター大阪、そして研
究機関である近畿大学、 まさに産官学の連携をコーディネートする
ことに成功した今回の活動は予想以上の効果を上げたと考えてい
る。
団体所在地 連絡先
〒559-0011 大阪市住之江区北加賀屋 4-1-55
TEL: 06-4702-7085 FAX: 06-4702-7086
E-MAIL:cco@namura.cc
代表者: 小原啓渡 (こはら・けいと)
担当:岡田千絵 (おかだちえ)
http://www.namura.cc/art-meeting/
http://www.namura.cc/
「第2回公開研究会」
の会場風景
「第4回公開研究会」 実行委員会
メンバーとプロジェクト協力者に
よる考察の様子
annual report 2009
033

2009.10.03

『闇夜に浮かぶ巨大アヒルを撮影してきた』GIGAZINE/2009年10月3日

GigazİNE
周りが強くなってくると、なんともいえない雰囲気に。
YouTubeに浮か大アヒルをオランダにしてきた
に浮かぶ巨大アヒルをオランダに
その瞳はなにを見つめるのか、
You Tube
2009年10月03日 22時48分34秒
闇夜に浮かぶ巨大アヒルをオランダに帰る前に撮影してきた
フランスのロワールに巨大なアヒルが出しました。 このアヒル(ラバーダック)はオランダ人
アーティストホフマンさんの作品で分割されるなどこの世に存在しない」と
いうことでオランダやフランス、ブラジルと各地で浮かんできたあと、
しました。
9月27日(日)
10月3日
や
8月22日(土)から始まったのでしぼんでしまい、
までの近くに浮かんでいました。
後はオランダに帰ってしま
から4日にかけてのイベント 「NAMURA ART MEETING」で展示が行われるとのことで、アヒルちゃん
きました。
詳細は以下から。
Rubber Duck Project 2000
http://www.names.co/hin
まだちょっと明るいうちに現地に
ここは住之江区北加賀屋にある村で、今はいろいろなイベントの会場として使用されています。
水上にステージが設けられ、アヒルで近づくことが出来ます。
YouTubeアをオンしてきたその2
ライブが行われる様で撮影されるラバーダック。
You Tube
見上げるとさすがにデカイ。
まるで出撃の準備をしているかのよう。
背中側から。
手前にいるのは…?
ラバーダック以外にも見所があったので、さらに撮影を続けてきました。
火を導くキングギドラっぽいアート 「ラッキードラゴン」
アヒルの尻のあたりに妙な割れ目がありますが、気にしてはいけません。
GIGAZINEウェブサイトの記事です。

2009.09.25

『世界中を旅して日本初登場?八軒家浜の巨大アヒル、見納め迫る』京橋経済新聞/2009年9月25日

京橋経済新聞
KYOBASHI KEIZAI SHIMBUN
2009年11月15日 (日)
ヘッドラインニュース
世界中を旅して日本初登場-八軒家浜の巨大アヒル、 見納め迫る
この記事の場所を見る
写真を拡大
( 2009年09月25日)
「水都大阪2009」の会場である八軒家浜
(大阪市中央区天満橋京町1) に8月22日から
展示されている巨大アヒルのオブジェが9月27
日で見納めとなる。
.
今回の展示は、千島土地 (大阪市西区) が主
催する地域創生 社会貢献事業の一環。 「『水
都大阪2009』 で水辺の魅力を最大限に生かす
ことができるこの作品を会場内に設置すること
あまりの巨大さ、キュートさに観客が感で、作品を日本で広く紹介することを目的に開
喫するアヒル
催した」 (担当の中嶋敬幸さん)という。
2007年よりオランダ、フランス、ブラジルと世界中に浮かべられてきたとい
う「ラバーダック」。 日本での展示は今回が初めて。 大きさは高さ9.5メート
ル 幅9.5メートル、長さ11メートル。 その巨大さと愛らしさ、人の目を引かず
にいられない存在感で現在八軒家浜の名物キャラクターになっている。
「ラバーダック」はオランダの若手アーティスト、F・ホフマンさんの作品。
ホフマンさんは、公共空間で巨大な作品を展示する活動を継続的に行っている
アーティストで、 今回展示もその活動の一つだという。
「ラバーダック」の今後について、 中嶋さんは「ホフマンさんとは今後、 日本
各地での誘致があれば内容を吟味し、 検討することを話し合っている。 一方、 大
阪では関係者や来訪者から「大阪のシンボルにしては」との話もあり、 今後のイ
ベントなどでの展示についても検討する予定」 と話す。
「ラバーダック」は10月3日16時から翌4日朝5時まで、 住之江区北加賀屋の名
村造船所跡地で開催されるNAMURA ART MEETINGでも展示予定(要入場
料)。「八軒家浜より、 より近い距離で見ることができる」 という。
ウェブサイトの記事です。
http://kyobashi.keizai.biz/headline/600/

2009.09.22

『八軒家浜の巨大アヒルは何!?』毎日新聞/2009年9月22日朝刊

なるほドリ
八軒家浜の巨大アヒルは何?
の遊歩道や遊覧船から見上
げるとすごい迫力。限定1
500個の人形(1000
円)は完売、インターネッ
ト上でプレミアが付くなど
人気が高まっています。
Q ビル群を背景にぽつ
ほん
なるほドリ 大阪市中央んと浮かぶ様が面白いね。
区の八軒家浜船着き場の大でも、どうしてアヒルなの
川に巨大な鳥が現れたけ?
ど、あれは何!!
記者「ラバーダック」
と呼ばれるアヒルのオブジ
A 企画したクリエイテ
ィブセンター大阪(CCO)
の小原啓渡さん(48)に伺い
で、船台の上に乗っていました。 まず、川の歴史を
ます。 開催中の「水都大阪 調べると、明治政府が18
2009」に関連して出展 74年に招いたオランダ人
されました。幅9.5㎡、技師、J・デ・レーケ氏が
長さ1、高さは9・5㎡ 淀川改修に尽力したことが
もあり、一般的なマンショ分かり、さらに今年は、 徳
ンの3階に相当し、川沿い 川家康が同国に通商許可を
「水都大阪」関連で出展のオブジェ
人気急上昇 27日まで期間限
定
与えて400年目というこ
とで、小原さんはオランダ
を訪れました。
そして、フランス、プラ
ジルなど各国で展示してき
若手芸術家、F・ホフマ
ビル群をバックに浮かぶ姿が
愛らしい巨大アヒル
ン氏に交渉しました。同氏
はアヒルがどこでも自由に
行き来できることから「国
境は人間が政治的に分割し
たものに過ぎない」という
メッセージを表現し、小原
さんは「世界の緊張を和ら
げる癒やし」としてのアヒ
ルに共感したそうです。
Q 開幕は8月22日でし
よ。なぜ今、展示したの?
A 本来は開幕日に展示
するはずでしたが、生地の
縫い目が破れ、空気が抜け
ていました。修理後の今月
Q せっかく人気が出て
きたのに、期間限定じゃも
ったいないなあ。
A 展示延長も検討され
ましたが、混乱を避けるな
どの理由で延長されませ
ん。期間後は、同造船所跡
地の倉庫で保管し、要請が
あれば展示を考えるとのこ
とですが、所有者の民間企
業や、著作権を持つホフマ
小
ン氏の同意が必要です。
原さんは「反響はうれしい
が、予想以上だ」と驚いてい
ます。一度、足を運んでみて
5日から展示し、2日にいはいかがでしょうか。 京阪
ったん見納めです。10月3、電鉄天満橋駅
4両日、大阪市住之江区のを降りてすぐ
名村造船所跡地であるCCの川沿いから
のイベントで、入場料(2見られます。
500~6500円)を払
大阪市中央区でえば見られます。
回答・田中龍士
(社会部)
〒530-8251 (住所不要) 毎日新聞社会部 「質問なるほドリ」係
(o.shakaibu@mbx.mainichi.co.jp)
あなたの質問をお寄せください。

2009.09.20

大阪日日新聞・モードマガジン『UTI』/SUMMER,AUTUMN 2009

『UTI』
『UTI』1
Creative Center OSAKA
地
ART COMPLEX
Kohara Keito
廃
する。
だ。しかし生きている。ここでは、やさしい流行りは一
似合わない。だから先鋭的で、訪れた者のイマジネーショ
ンを必ず駆り立てる。 「君たちにアーティスティックな心が
あるから感じるものがあるんだ」。もしそんなものが自分にあるとして
見た、そこは、まさしく何かを感じずにはいられない空間だった。いつも
の要領でファインダーを覗く。その瞬間、背筋に電撃が走り思わずシャッ
ターを切った。安物のデジタルだったが、その場で写り上がりを見て「こ
んなロケーションが大阪にあるとは」と驚いた。大阪の卵を写し取った
ような気さえする。ここはいまアートのためのスペースだという。
岸に大きく海を入れ込んだドック本、大型スタジアムを超えると
いう4万2千㎡の敷地を持つ大阪市住之江区の「名村造船所跡地」(クリ
エイティブセンター大阪)。広大だが、全く遊びのない空間。
敷地に入った瞬間、取材に来たはずの自分は、の世界に身を置くよ
うな、最後の生き残りになったような、海を挟んだ対岸に広がる工場群
遠くに見ると、とにかく過去に重い約束をした地に降り立った気さえ
「最初来たときは夜だった。海の向こうには製鋼所の高炉の煙突から
炎が真っ赤に浮かんでいて、「なんじゃここは!」と思った」と、第一印象を
振り返るのは名村造船所跡地を管理する「アートコンプレックス」CEO
小原啓氏。気さくなナイスミドルアスファルトの地面、平たく細か
くゆらゆらと光る、闇の中に鉄骨の躯体だけがぼんやりと浮かび上が
化した空間に大きな衝撃を受けた。小原氏から聞く第一印象は、
我々のそれらと重なった。
廃
する。
だ。しかし生きている。ここでは、やさしい流行りは一
似合わない。だから先鋭的で、訪れた者のイマジネーショ
ンを必ず駆り立てる。 「君たちにアーティスティックな心が
あるから感じるものがあるんだ」。もしそんなものが自分にあるとして
見た、そこは、まさしく何かを感じずにはいられない空間だった。いつも
の要領でファインダーを覗く。その瞬間、背筋に電撃が走り思わずシャッ
ターを切った。安物のデジタルだったが、その場で写り上がりを見て「こ
んなロケーションが大阪にあるとは」と驚いた。大阪の卵を写し取った
ような気さえする。ここはいまアートのためのスペースだという。
岸に大きく海を入れ込んだドック本、大型スタジアムを超えると
いう4万2千㎡の敷地を持つ大阪市住之江区の「名村造船所跡地」(クリ
エイティブセンター大阪)。広大だが、全く遊びのない空間。
敷地に入った瞬間、取材に来たはずの自分は、の世界に身を置くよ
うな、最後の生き残りになったような、海を挟んだ対岸に広がる工場群
遠くに見ると、とにかく過去に重い約束をした地に降り立った気さえ
「最初来たときは夜だった。海の向こうには製鋼所の高炉の煙突から
炎が真っ赤に浮かんでいて、「なんじゃここは!」と思った」と、第一印象を
振り返るのは名村造船所跡地を管理する「アートコンプレックス」CEO
小原啓氏。気さくなナイスミドルアスファルトの地面、平たく細か
くゆらゆらと光る、闇の中に鉄骨の躯体だけがぼんやりと浮かび上が
化した空間に大きな衝撃を受けた。小原氏から聞く第一印象は、
我々のそれらと重なった。
Studio Por
[በ
O
ARTCOMPLEX
ARTCOMPLE
U+1
Studio Pr
事務所や劇場 「ブラックチェンバー」などに内装が改造されたメイン株
の4階には旧造船所のドラフティングルームがそのままとなっている。広
大な船舶の平面図などを実寸で書き起こしていた場所で、今もフロアに
はその線や点、砂線などが残っている。
「切のない約20m×約50m のらん堂、大阪にいて建築の空間に息を
飲むという経験はまずないが、扉が開いた瞬間はるか先の一点へ蛍光灯や
が収束していく光列を見て、まさにそうなった。 小原氏はいたずらば
「く「ね、すごいでしょ」とこちらの顔を見る。思わず「ここで写真をと
にする。当初の予定では跡地をバックにと考えていたが、撮らずには
いられなかった。あとは冒頭のとおりだ。
大阪には大正時代末期、「東洋のマンチェスター」と呼ばれるほどの
盛を極めていた時期がある。 大阪市西部を流れる木津川沿いは、その
関口として大正時代から戦後、高度成長期にかけて西日本有数の造船地
帯として栄えた。しかし時代が進むにつれ要の低下、韓国メーカ
ーの台頭などで1980年代から造船所は次々と撤退。名村造船所も例
にもれず8年閉鎖、土地の返還を余儀なくされた。
小原氏は2004年春、十地を管理する千島土地株式会社の誘いを受
初めてこの地に訪れる。前述のような異世界空間を体感するなり、見
るなり「おもろい、おもろい!絶対おもろい」。大阪の興亡の一端を「冷凍
保存」したこの一帯にプロデューサーとしての血を沸騰させる何かがあっ
その年の秋には千鳥土地社長に頼み込んでいきなりアートイベントを
開催してしまった。それが「NAMURA ART MEETING 04-34」。20
84年までの30年間を芸術のひと連なりととらえる大胆に未来志向な
イベントを打った。小原氏は大阪市旭区の市立芸術創造館の館長も務め、
京都や大阪など数々の近代建築などをリノベーションして芸術活動拠点
を作り出してきた。アートを通した街づくりに手慣れた言わばアー
再生のプロ大イベントで千島土地を自分の土俵に上がらせた。
「これは問いかけやったんすわ。こんなに素晴らしい、可能性にあふれ
場所が大阪に残ってる。みんな一度見に来て、ここを活用していこうじ、
しゃないか、というね」。著名人らによるシンポジウムや有名アーティストら
によるクラブイベントを36時間ぶっ続けで繰り広げた。結果、約400人
が来場、その後数百人のアート関係者が場を絶賛した。堅一路だった土、
会社の目の色も変わり、名村造船所跡地を常設のアートスペース化す、
クリエイティブセンター大阪として立ち上げることとなった。
敷地内にはライブハウスに改造した棟 スタジオパルティッタもある。
いまでは毎週末音楽やパフォーマンス、インスタレーションアートの
マインスタレーションアートのイベン
トが開かれ、夢への挑戦者たちがその表現を具現化させている。平日には
映画やドラマのロケ、芝居の稽古に使われる。
「デザイン力や人材の豊富さで言うと確かに東京にはかなわない。
かし、これから何かをしてやろうというやつらの夢は応援したい」と小原
自身の描く構想もとめどなく出てきて、まだまだこの舞台を使った
展開に飽き足る様子はなさそうだ。
夢で飯が食えるかそんなことを言うやつの面を平手打ちするよう
な世界がここには詰め込まれている。取材の帰り道、記者の心の頃は
しくはれ上がっていた気がする。いたた。

2009.09.11

『巨大アヒル「ラバーダック」』朝日新聞/2009年9月11日朝刊

大阪市の家船着き場
(中央区) に巨大アヒル 「ラバ
ーダック」 が浮かんでいる=写
ンダの若手作家が設計した。
アヒルは開幕初日の8月22
日、縫製のトラブルでパンク。
真、筋野健太撮影。開催中のガ 今月5日に「元気」な姿で帰っ
「水都大阪2009」 に出展されたオ
ブジェで高さと幅は9.5、長
メガダック
てきた。 企画したプロデューサ
ひい
小原啓さん (49) は 「大阪は
さ11。 水をはじくテント用生 ツ 景気の悪い話が多いが、これか
地を縫い合わせ、 膨らませた。
明治時代に淀川改修に尽力した
オランダ人技師にちなみ、 オラ
ら再浮上して夢膨らむ街になっ
「てくれたら」と話す。 アヒルは
27日まで浮かんでいる。

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