ART COMPLEX 1928 - メディア情報

2002.09.01

『コンドルズ』leaf/2002年9月

コンドルズ
~近藤良平・勝山康晴 ~
世界が度肝を抜いたダンスカンパニー
この夏、 日本韓国超親善ツアーを敢行!
日本の、いや世界のダンス界に
新風を吹き込んでいる[コンドル
ズ]。 学ラン姿の男たちが、芝居
や映像、演奏、人形劇まで盛り込
んで繰り広げるステージは、衝撃
的な笑いに満ちている。
主宰は、映画「カタクリ家の幸
福」の全振付をしたことでも話題
の近藤良平 制作主任で音楽を
担当するのは勝山康晴だ。
近藤:「ダンスを構えて見させな
いのが僕らのポリシー。まとまっ
ているような、まとまっていない
ようなところはあるかもしれな
いけど、やっぱりメンバーの個性
は出していきたい。」
勝山 「稽古はあまりに無秩序で
どうしようもない! 舞台にも
他には真似のできない解放感が
出ているんじゃないかな(笑)」
アメリカツアーや東アジアツ
アーを大成功させた彼らが、この
夏、二度目の大阪公演に挑む。 秋
には韓国でも公演を行う, 日本韓
国超親善ツアーだ。
近藤:「サッカーネタは必ず入り
ますよ。 スティーブ・マックィー
ンが好きで、映画「大脱走」の原
題をタイトルに。映画をもじった
シーンも少し入るかな。」
勝山 「大脱走」が超娯楽大作な
ので、舞台も突き抜けた感じの、
スケールの大きな作品になると
いいね。」
京都では[アートコンプレック
ス1928] で、三年連続の年末
公演を行っている。「観る視点が
自由に変えられる素晴らしいス
ペース。地下のカフェもいい」と
近藤のお気に入り。 今年も年末
は京都で締めくくってくれるそ
うだが、夏の大作は見逃せない。
また、京都と大阪のカフェでは、
コンドルズを96年から追い続け
カメラマン、HARU氏の写真
展も開催される。
近藤:「僕らの移り変わりが分かる
写真でもこいつら普通じゃな
いって わかると思いますよ(笑)」
コンドルズ夏のダンス公演 日本韓国
ツアー2002)
「THE GREAT ESCAPE カントグランデ・スペシャル
●中之島 リサイタルボール5000円
066363
9999 ローソンチケット 06-6387-1900 他
問い合わせ:キョードー大阪 06-6233-8888
コンドルズの軌跡・写真展~勝利への脱出~
エモア御池新町1F/[大阪会場]カフェ 仙発泥庵(かな
でぃあん) 8月3日(土)~12日 (月) 大阪市中央区中
寺町2-1:64 美好マンション B1-1F こな
Condors
PROFILE
こんどるず
(左)こんどう りょうへい/ペルー生まれ、南米育ち。 '94年、 山崎広太作品の
メインダンサーとして抜擢される。 その後もダンサー、振付家として世界的に活
'96年にコンドルズを結成し、自ら出演しながら構成・映像・振付を手掛け
る。(右)かつやまやすはる/静岡県出身。 コンドルズのダンサー兼制作主任。
ロックバンド「ザ・ハートノッカーズ」のヴォーカリストでもあり、コンドルズの音
楽を担当している。

2002.06.01

『アートコンプレックス1928』芸団協ジャーナル/2002年6月

アートコンプレックス 1928
http://www.pan-i.yoto.com/ac1928/
芸協
Journal
250席
1999年
4名
有
有
新聞社社屋
→與行場
京都市
賑やかな新京極からすぐ近くの三条通沿いに、4階建てのレト
ロなモダン建築があります。 中にはギャラリー、ショップ、カフ
エホール 1928、 の名が表すのは、ビルの建設年。かつて毎日
新聞社の社屋として使用され、吹きぬけになった 3-4階のホール
は、講演会などさまざまなイベントも行われていました。 新社屋
移転の後のビルが、 夢の詰まったアートの拠点に生まれ変わった
のは最近のこと。 建築家の若林さんがビルを買取り、舞台照明の
経験豊富な小原さんと共同出資で「アートコンプレックス1928」
を始めたのは1999年のことです。
ホールのはドーム型の高い天井に白い壁、 大きな窓から光が
射し、前側には学校の講堂のような小ぶりな舞台がついています。
床全体に椅子を並べた最大席数は250。 椅子や舞台の設営は使う団
体のどんな要求にも対応可能で、後ろ側の2階を舞台にしたり、 横
型に使ったり、写真展はもちろん、果てはフリーマーケットや結
婚式やプロレスまで、何でも対応し、実施してきました。 ユニー
クな空間を活かした催しが多く、いわば劇場とアーチストのコラ
ボレーションによるオリジナル作品が、いくつも出現しています。
オープン当初は、周囲に存在をアピールするためにも年に数本
の意欲的な企画を打出しましたが、以降は予算や労力との兼ね合
いで、大体1年に2、3本の自主企画を行うペースに落ち着いてき
ました。
プロデューサーの小原さんは、アートできちんと経営していき
たい、との思いから、今のところ助成金等も受けずにやりくりし
ており、その中で小スペースには珍しいロングラン公演など、意
欲的な企画を少しずつ打出しています。 「たとえ年に1つの企画で
10年たてば10本の企画が揃いますからね」。 ものごとが定着
するには時間がかかるもの、と、長い目で構想をえがいています。
建物は、法律的にも要件を充たして 「興行場」と位置付けられ
ています。 そのための消防設備にはかなりコストがかかりまし
た。 設備といえば、ここにはエレベーターがありません。 もと
はあったのですが、 戦時中の鉄の供給で失ったまま。 だから搬
入作業は大変です。 けれども、さすがに舞台技術の専門家が作
ったホールのこと、 舞台効果のために必要な設備ならたいがい
のことは対応できます。
自主企画とレンタルでフル稼働の仕事も、現在は4人のスタッ
フでこなしています。 近頃は、アートマネジメントを研究する
学生も増え、スタッフとしてボランティアで働きたいという希
望者は多いそうです。「ボランティア登録しても、こちらからは
最初の1ヶ月間何も連絡しません。 その期間で、 自主的に働ける
かどうかがわかってくるので、そこからアルバイトにとる人を
決めます。 50人きて1、2人はこちらが欲しいと思うような人。
その出会いが欲しくて、ボランティアの募集を続けているんで、
すよ」。
ホールを構えて胆のすわった運営をするところには、魅力あ
る空気が流れ、人が集まり、情報も集まってくる。 その蓄積か
ら人も育つ。そんな循環を作り出す仕組がここにはあります。
それは決して広さや立派な設備や潤沢な資金とは比例しない魅
力です。
ところで、小原さんご自身は、なぜ照明を始めたのでしょう。
「大学を中退して1年半、インドとネパールを放浪していた時に、
ヒマラヤで遭難したんですよ。 その目がちょうど満月で、 僕は
月の光に助けられて。 それからです」。 やがてこのホールの光に
照らし出された若いアーチストたちが、次世代のアートを変え
ていくのでしょう。
(K)
7
2002 Juni Vol.7

2002.04.01

『雅び 蘇生への視点 若林広幸インタビュー』Esquire/2002年4月

「我流天性」
京都は汚い町だと、言われたことがある。
メリハリがないからでしょう。
若林広幸 建築家
同時代ギャラリーに佇む建築家・若
広幸さん。 このギャラリーのオー
ナーと話したことが、ビルの持ち主
になるきっかけだった。旧いビルだ
けあって柱が太くそれもオブジェの
ように見えてしまう。
「雅び」 蘇生への視点。
数寄者たちのライフ&ワーク。
京都の不思議な魅力は誰もが認めるごとし。その不思議さの内容が多様であることによって、京都は
多くの人を引き寄せ続ける。しかし、人の姿勢にあわせて都市は姿を変える。
この街に根ざしライフ & ワークを実践している、いわば
現代の数寄者とも呼べるヒトを通して、観光都市や古都とは明らかに異なる京都の素顔を考える。
門上武司=文
text by Takeshi Kadokami
筒井義昭 =
photographs by Yoshiaki Tsutsui
「都市という言葉は、都(みやこ)
と市(いち)という文字で成り立っ
ています」 と、 建築家の若林広幸さ
んは話し始めた。
都は、政治とか制度でいわば整然
とした規律を意味する。一方、市の
ほうはまさしく市が立つというよう
に、そこには混沌としたエネルギー
充溢している。このように都市に
は、秩序と混沌という相反する要素
があってこそ活性化しうるとの説明
であった。言葉を換えれば保存と開
発ということにもつながってゆく。
その典型的な界隈として祇園を例
に出した。 祇園は四条通りを挟み、
南側と北側に分かれる。南側はほと
んどの土地が歌舞練場の所有なので、
建物を転売することも勝手に立て直
すことも禁止されている。 したがっ
いまもなお京町家が軒を並べ、 美
しい風景を残す。 だが北側に目を向
けると、そこにはピンク産業の進出
やエスニック料理店の登場などまさ
に混沌という様相を呈しているのだ。
「南側のような整然とした街並みだ
けでは息が詰まってくるでしょう。
といって北側のように混沌だけでは
ちょっと危うい感じを受けるでしょ
う。それが四条通りという一本のラ
インでうまく棲み分けができている
のが祇園の魅力で、京都を象徴して
いるエリアなのです」と。
だが、同じ歓楽街でも先斗町や木
屋町はその構図が崩壊しつつある。
先斗町と木屋町は路地を境に秩序と
混沌が上手く同居していた。 しかし
先斗町の町家がビルに変わり、 木屋
町は小学校の閉鎖とともに混沌の極
APRIL 2002 Esquire
70
70
20070105-otonanokyoto_02.jpg
20070105-otonanokyoto_03.jpg

2002.03.01

『電視游戲科学舘 ノスフェラトゥ』STUDIO VOICE/2002年3月

STUDIO. VOICE
MULTI-MEDIA MIX MAGAZINE
www.intas.co.jp
3
VOL.315
MARCH
2002
680Yen
電視游戯科学舘『ノスフェラトゥ』
小劇場ロングランの可能性を探る!
アートコンプレックス1928の
噂は聞いていた。行きたいとも思っ
ていた。そこから届いたリリースに、
「良い作品を、より多くの人に見ても
らうための方策としてロングラン公
演」 とあった。真摯な姿勢が気持ち
良かった。 常に妥協を余儀なくされ
突貫工事的な公演を強いられてい
る現状。 京都に限らず演劇に限らず、
その繰り返しが日本人の
文化度を薄めてきたのは
周知の事実だ。それでも
まだ雑多な人の棲む東京
はなんとかなる。だから
結局、東京は変わらない
が、どうにもならなくて
京都は変わったと、後か
ら言われるかもしれない。
劇場はリスクを負い、 ス
ペクタクル性に富むと言われる地元
新鋭「電視遊戲科学館」に賭けた。
演出家いわく、「単に我々が格好良い
と思い、楽しいと思うものを創って
きただけなのだが、原寸大の戦車や
体長22メートルの大蜘蛛を登場させ
てみたり、舞台上に数トンの水を降
らせてみたりと、(中略) つい作品が
派手になってしまうのである」。
ノスフェラトゥ
wwwwwww
2/7~27、アートコンプレックス 1928
075-254-6520) にて。 前1800円、
当2000円。 京都の新しい観光資源

2002.02.14

『悩む小規模劇団 応援へ試み続々』朝日新聞/2002年2月14日

朝
悩む小規模劇団
応援へ試み様々
新
京都芸術
センター
開
第3
3週間のロングラン
事前、評論家らに試演
アートコン
プレックス
経済的な負担が大きい
ために数日しか公演でき
ず、「おもしろい」と評
判になるころには終了し
てしまっている。そ
んな小規模劇団の悩み
を解消しようと、劇場側
が主催してロングラン公
演を開いたり、事前に劇
評家やファン向けの試
演をしたりという試みが
京都市内で実施されてい
る。
中京区のホール 「アー
トコンプレックス192
8」は7日から7日ま
で、劇団「電視遊戲科学
「舘」による「ノスフェラ
トゥ」を上演している。
大正時代の帝都・東京
を舞台に、不死身の体
持つ兄弟とその間でほん
ろうされる女性らの人間
模様を描く時に浅草に
立つ塔になったり、法廷
に早変わりしたりする階
段など、 大道具を効果的
に使ったスピーディーな
展開が見物だ。
3週間、計25ステージ
の公演は、小劇場演劇と
しては異例の長さとい
う。「これまで劇場は貸
会場にすぎなかった。
でも、それでは劇団側の
負担が大きく、劇場の個
性も打ち出せない。ロン
グラン公演は、より質の
高い演劇を作るための試
「みです」。 アートコンプ
レックスのプロデューサ
小原啓さん(4)は
話す。
料金は当日2千円、前
売り1800円。 高校生
以下1500円、5回分
7500円。 問い合わせ
はアートコンプレックス
1928 (075-25
46520)。
一方、中京区の京都芸
術センター(0752
13・1000) は、 劇
団公演の前に、評論家や
マスコミ、 一般モニター
向けの「試演」を開いて
いる。試の結果を参考
に、本番までもう一度作
品を練り直すことができ
るなど、メリットがある
電視遊戲科学館の「ノスフェラトゥ」の1場面=中京区のアートコンプレ
ックス1928で

2002.01.01

『コンドルズ 2003年ガガーリン』leaf/2002年1月号

Stage
世界を席巻する、男だけの学ラン集団
京都だけのスペシャル公演を実施!
・近藤良平・コンドルズ
『2002年ガガーリン』
京都スペシャル公演 第参弾
頭を悩ませるアー
トなダンスは苦手と
いう人も、コンドル
ズのダンスに触れれ
ば大笑いしているう
ちにその虜になるは
ず。世界を股に掛け
活躍するダンサー・
近藤良平を中心に、
スキンヘッドのお兄
ちゃんなど個性の際
立った男たちが、学
ラン姿で軽やかに踊
生演奏やコント、
演を行う。ビルそのものが京都市
登録有形文化財に指定されている
レトロな劇場空間に、エンターテ
インメントの最先端をゆくコンド
ルズは不思議とマッチ。 今回はタ
イトルが示すとおり、素晴らしい
宇宙旅行に連れて行ってくれるは
ず!
近藤良平は来年の正月映画 『カ
「タクリ家の幸福」の振付も担当す
るなど、快進撃を続けている。 時
代が求めてやまない彼のセンス
を、京都スペシャル公演でぜひと
も体感してほしい。
果ては人形劇まで見
せる。すでにアメリ
カツアーやアジアツ
アーを成功させ、ニュヨークタ
イムズ誌に「日本のモンティ
パイソンだ。 ばかばかしいほど
素晴らしい」と絶賛されたダン
スカンパニー。
京都では98年12月に、アート
コンプレックス1928のこけ
ら落とし公演として関西初上
陸。そしてこの12月、アートコ
ンプレックスで三度目の京都公
公演 DATA
●アートコンプレックス
1928 075 254-6520
12月7日 (金) 19:30~、8
日 (土) 14:30~ 19:30
9日 (日) 14:30~
一般前売3000円、一般
当日3300円 学生前売
2500円、 学生当日2800
円(発売中) 劇場、チケ
ットぴあ 066363・
9999. ft
TEXT/ あさかよしこ (Interview) 小野寺亜紀 56

2001.12.03

『NYでも大受け 話題のダンスカンパニー』ぴあ/2001年12月3日

Play
Play
NYでも大受け
話題のダンスカンパニー
Pick Up
ダンス、映像、人形劇、芝居、
生演奏までを取り入れたパフ
オーマンスに学ラン姿・・・とい
強烈なオリジナル路線を突
っ走る、男だけのダンス・カ
ンパニー、 コンドルズ。 その
パワフルなステージは、春に
行ったアメリカ・ツアーでも
コンドルズ
大絶賛の嵐を巻き起こしたと
いうから、彼らの人気は世界
規模へとなりつつあるよう。
そして、そんなコンドルズ
が2年ぶりにアートコンプレ
ックスに帰ってくる。 70年前
に建築されたレトロな空間と、
エンタテインメントの最先端
を行く彼らが再び出会い、 ど
んな作品が生まれるのか?
「あの空間自体が独特の雰囲
気を持ってるから、今回もそ
こから刺激されて作品を作る
感じ。 シャンデリアとか大理
石の床とか、豪華なロビーっ
ぽいイメージを活かした内容
にしようかなと」(近藤良平)。
この秋には初のアジアツ
アーも成功させた彼ら。 その
体験が彼らをより舞台へと向
かわせることにもなったよう。
「このツアーで改めて、コンド
ルズらしい、人に楽しんでも
らえるものの形を確認できた。
京都ではそれを踏まえた上で
の作品作りをするつもり」。
学ラン姿は、彼らのトレードマーク。 男たちだけの群舞は、かなり微妙で笑いを誘う。
12月7日金より4公演
コンドルズ 「2002年:ガガーリン」
四町
3日前まで(当日券 問い合わせ
京阪本
プレックス
12月7日(金)~9
コンプレッ
1928075 (254)
6520 京阪「三
今号の最新ニュース
取材・文: 土澤あゆみ
Pコード406-06
(P231)
●主宰の近藤良平。

2001.11.01

『1928ビル』CLUB+/2001年11月

アートコンプレックス1928
10月26日~31日には、 今京都で波に乗っている
演劇集団 「電視遊戲科学館」 による 「みなそこにね
むれ〜the LAST MISSION of "KUROSHIO"~」
を開催。 他にも、 12月7日~9日には国内外で活躍
中のダンスカンパニー 「コンドルズ』による
「2002年ガガーリン」、 12月18日 19日にはノ
ルウェーに拠点を置くプロジェクトユニット
[PASSAGE NORD! I The Night of The
Inkpot」 が開催される。
1928ビル3、4階
0752546520
HP/http://www.pan-kyoto.com/ac1928/
E
同時代ギャラリー
芸大の学生や若手のアーティストの作品を中心に扱
う。 展示方法にも凝っており、 魅力的な作品がより
素晴らしいものに見えてくる。 10月23日~28日は
横田順氏の平面アート展 「沈黙の形」 が、 30
日~11月4日には石田歩氏の図画工作展 「ートロッ
コ島の探検 1991~2001」 が開催予定。
1928ビル1階 075256・6155
営/12:00~19:00 休/月曜
CAFE INDEPENDANTS
こわれかけの倉庫のような佇まいの、外国に
あるようなデリカフェ。 地下にあるためか、
繁華街のど真中にあるにも拘らず店内は静か
で、 アンティークな雰囲気が漂う。 大きめサ
イズの什器が配され、 ゆっくりと自分の時間
を作れる。
1928ビルB1階
075-255-4312
営/12:00~24:00 休/なし
complex
1928ビル
1928 Building
舞台まで完備の、 アートを
コンプレックスで表現する場。
京都市登録有形文化財にも登録されてい
る、元は毎日新聞社京都支局だったこの
ビル。 星型バルコニーや、玄関のレトロ
なランプカバーが目を引く西洋建築だ。
ここが、カフェやレストラン、 ギャラリ
ーにショップ、そして舞台ホールを備え
たおしゃれなスポットに変身したのは99
年12月。 特に3、4階のホール部分の
「アートコンプレックス 1928」 は、日本
中の若手アーティストに注目し、 イベン
トをこまめにプロデュースしている話題
のスペースだ。 1階
のギャラリーは無料
で、作品を展示販売
しているコーナーも
あるので、気軽に立
ち寄ってみたい。
京都市中京区三条通御幸町角
MAP F-5

2001.09.17

『アングラ映画祭、京都で初の開催』週刊京都経済/2001年9月17日

アングラ映画祭、
京都で初の開催
学生の自主制作映画上映やサブ
カルチャーについてのトークショ
ーなどが開かれる映画祭「アンダ
ーグラウンド・アーカイブス」 が
17日から24日まで京都市中京区
三条御幸町の ART COMPLEX
1928 で開催される。 大阪で多目的
ホール運営などを手がけるプラネ
ットなどが中心になり開催される
もので、 京都からはアートコンプ
レックス1928 (京都市中京区、小
原啓代表)が会場となる。 この
映画祭は今年5月、東京の下北沢
で開かれたが、今回初めて関西の
大阪と神戸、京都の3都市で開か
れる。 京都では33本の映画が上
映される予定。
上映されるのは、70年代に流行
したヒッピー文化や精神状態が高
揚したときの様子を表現している
映画などで、 トークショーではそ
れらの映画について映画監督らが
語り合う。 また、 前衛芸術や映写
芸術についての講演プログラムも
予定されている。
問い合わせ
アンダーグランド・アーカイブス
上映実行委員会 West
電話 06-6312-8231
URL http://go.to/planetl

2001.06.23

『新しいプレースポットと人気』産経新聞/2001年6月23日

GUIDE
流行のシーンズをはいた若
い女性や観光案内本を手にし
若いカップル、修学旅行生
などさまざまなスタイルの若
者たちが通りを行き交う「三
条御幸町」。四条河原町の繁
華街から外れた三条通と御幸
町通が交わる一帯を中心に、
輸入品を取り扱うセレクトシ
ョップやオープンカフェ、雑
貨店などが多く点在し、若者
たちの間で新しいプレースポ
ットとして人気を集めてい
る。話題の街を歩いた。
(京都総局 今西和貴)
京都・三条御幸町
京
新しいプレースポットと人気
は、文化庁の有形登録文
化財、旧不動貯金銀行な
どの歴史的建造物を利用
したテナントビルなども
ある。昔ながらの町家を
「河原町通りとは違っそうなマニアックな商品 「お茶できる」ことも人都支局のビルとして昭和利用した居酒屋や、伝統
落ち着いた感じがするを取りそろえていること気の理由の一つとなって三年に建築された。移転 工芸品などを取り扱う土
し、街をぶらぶらしていが店の“売り”。買い物いる。
の際、京都市内の建築デ産物店があるのも大きな
「ても飽きがこない」と脚の合間に客がカフェで界わいの象徴的な建物 ザイナーが買い取り「複特徴だ。
本家の鈴木佐保さん
鈴木さんのおすすめ
三の店は、一階がカフェの
セレクトショップ「レッ
ドラバーボール」だ。
有名ブランドの服など
ではなく、今後人気が出
昔ながら”残し
進化する"一面
アートコンプレックス
の共同経営者、小原啓渡
さん(こ)は「京都といえ
ば寺巡りですが、町家な
どの京都らしい景観を歩
きながらおしゃれな店を
発見できるところに人を
は二年前の十二月にオー合的に芸術を感じてもら引きつける理由がある」
プンした「アートコンプえる場」をコンセプトにと魅力を分析した。
「レックス1928」。地オープン。演劇やファッ 風情ある京都の一面を
下一階がカフェ、一階にションショー、ライブ、残しながら“進化する"
ギャラリーとブティッ写真展などさまざまな文 三条御幸町。京都在住者
ク、二階がレストラン、化芸術活動の場として開から観光客までが歩いて
三、四階がホールとなっ放されている。 楽しめるエリアから当分
アートコンプレックス目を離せそうにない。
ている。
京都市の有形文化財に以外にも、三条通沿いに
登録されているこの建造」
物は、大阪毎日新聞社京
徵:地下鉄東西線
市
京都市役所前駅
歴史的建造物の「アート」 地烏
コンプレックス192
8」。多くの若者たちが
集う京都市中京区
三条通
-条・・
御幸町

2001.04.13

『歴史あるビルから刺激が生まれる』シティリビング/2001年4月13日

Street
京都の
[三条通り】
市内を南北、東西に走る京都の通り。ただブラブ
ラと歩くだけでも「こんなレストラン、できてた
ん?」 「この店、かわいい」なんて楽しい発見がい
っぱい! 「京都のStreet」では、毎回、一
つの通りをピックアップして、いろんなお店を紹介
していきます。1回目は三条通り。おなじみの通り
に、こんなステキなお店を見つけたよ。
歴史あるビルから刺激が生まれる
*1928ビル
今や、三条通りのランドマーク的
存在となっている 「1928ビル」
は、昭和3年(1928年)に建て
られた、もと大阪毎日新聞社京都支
局。 アールデコの影響が認められて、
京都市登録有形文化財に登録されて
いる建物なのです。 建築当時の姿を
そのままに残し、このビルが「19
28ビル」に生まれ変わったのは3
年前のこと。 現在、地下1階は「カ
フェアンデパンダン」、1階は「同
時代ギャラリー」、 2階はレストラン
「ルコラ・ド・ヴィラ」、そして3階は、
舞台やパーティーも開かれるホール
「アートコンプレックス1928」に。
歴史ある建物には、アーティスティ
ックな刺激が詰まっているよ。
おなかを満たして
昼も夜も、
masoho
ムレスナティーハウス京都店
富小路通り
マリスケリア・ベントラ
町通り
寺町通り
町通り
1928ビル
A
三条通り
な幽
昼お上
烏丸通り
東海通り
烏丸アネックス地下1階

2000.09.15

『レトロビルから発信されるアートの世界を』シティリビング/2000年9月15日

ART COMPLEX 1928
昭和3年(1928年)に建築された、旧大阪毎日新聞社京都支局ビル。アー
ル・デコの影響を受けた貴重な建築物として、 京都市登録有形文化財に登
録されているこのビルが、昨年12月 「1928ビル」 となってオープン。 その3階
部分に登場したのが 「ART COMPLEX 1928 」 です。
複合的アートの体験の場〟をコンセプトに、演劇、ダンス、ファッションショ
ー、展覧会など、さまざまなアートの発信の場として利用できる、 約220平方
ものスペース。 気軽に鑑賞できる公演などもあるので、出かけてみて。 公演ス
ケジュールなどはホームページでも紹介されています。
京都市中京区三条通御幸町角1928ビル3階 http://www.pan-kyoto.com/ac 1928
075 (254) 6520
アレ
レトロビルから発信される
トロ
アートの世界を

2000.08.01

『建物も「第2の人生」』朝日新聞/2000年8月1日

建物も「第2の人生
者の近代支穿カン た
々とマンションに変わるの
苦々しく思ってきた。
耐震補強はしたが、内外
装はほとんど手を加えてい
「美しい建
にこだわった。
物は使ってこそ価値がわか
る。博物館のような保存に
はしたくなかった」
東京アパレルメーカ
古くなった建物を改装して、別の用途に使う例が増えている。 「スクラップ・
アンド・ビルド(解体と新築)」を繰り返してきた国内でも、建物を何世代にも
わたって使うヨーロッパのように、変化の兆しが表れている。
し、一帯を「小さなブロー
「ドウェー」にするのが、小
原さんの夢だ。
川沿いの倉庫が本社
京都1928ビル
個性あふれる
に建てられた。もともとは
毎日新聞の京都支局。ホー
ルは講演会場などとして使
われてきた。
ホールで再生
絞り出すハスキーな歌声 「天井と使い床に響いては
が、吹き抜けのホールに響 っきり歌詞が聞き取れる。
く。 マイクを使わなくても こんな音響は最近のホール
ピアノやバスの音にかき消 でも少ない」。響きにこだわ
されることはなかった。 彼女は満足そうだった。
京都市中心部の三条御幸 アーチ型の天井を支える
町角。「1928ビル」に 薬が客席に向かって並ぶ。
あるホール「アートコンプ トンネルか体育館を思わせ
レックス」で6月、ボーカ る内装は、ホールより「公
リスト渕上純子さんの「ナ 会堂」の呼び名が似合う。
マ音」ライブが開かれた。 名前通り、70年以上も昔
運営にあたるのは、歌舞
伎の舞台技術者として世界
を回ってきた小原渡さん
「世界中、ホールの
(4)。
中はどこも同じ。ここは違
った。見た瞬間、 『おもろ
い』と思いましたね」
照明以外、特別な仕掛け
はない。シンプルな構造だ
けに、自由な舞台づくりが
演劇やライブだけ
できる。
でなく、ファッションショ
見本市も開かれる。街
の中心にある立地を生か
④ 「1928ビル」内のアー
トコンプレックス。 半円形の
天井が続く/提供・小原啓渡
さんビル外観。設計は京都
市役所も手がけた武田五一=
いずれも京都市中京区で
周囲にはここ数年、カフ
ェやブティックも次々でき
週末は若者でにぎわう。
「建物を再生して以来、
通りの表情まで変わってし
まったのには驚いた」。京
都支局の移転に伴い、98年
に買い取った建築家若林広
幸さん(33)は言う。歴史を
社員食堂から、隅田川
下る観光船の修学旅行生が
手を振るのが見える。オフ
イスに入ると、高い天井と
間仕切りのない空間。 ラフ
なシャツ姿の社員が忙しく
行き来している。
東京都江東区。アパレル
メーカー「エイ・ネット」
の本社は、外からは巨大な
コンクリートの箱にしか見
えない。倉庫を5年前に改
装した。同社は「事務と
機能の両方を生かすこと
ができる」と説明、かつて
の荷さばき場も商品搬出用
に使っている。
東京・東麻布で編集スタす」と話す。
ん(?)は昨秋、エイ・ネッ
トの本社など、第二の人生
歩む建物を集め、「東京
「リノベーション」と題した
本にまとめた。
不況で家賃の安い古い建
物に引っ越した建築家やデ
ザイナーが、好みの内装に
変えたのがきっかけで、90
年代後半から、どこにでも
あるビルの活用が目立って
きた。高木さんは「立地さ
えよければ、どんな古いビ
ルでもおしゃれな空間にか
わる。用途を失った建物に
命を吹き込む逆転の発想で

2000.07.01

『荒木経惟 京都白情』Meets/2000年7月

TOP PICKS
センチメンタルな旅を続ける”天才アラーキー”曰く、
「ヤバイよな京都の女は。油断出来ないだろ?」
会場にその男が入ってきたとたん、場
の空気が一変した。 外観は、おなかの出
てきた中年男。派手な服とちょびヒゲが、
いかにもうさん臭い。が、同時に形容し
がたい魅力のオーラを惜しげもなくまき
散らし、人々の視線を瞬時に集めてしま
った。 ご存じ、天才アラーキー"こと、
写真家の荒木経惟の登場だ。
雑誌やテレビ、彼自身の写真に出てく
る姿と寸分変わらぬ風貌と雰囲気。演じ
ているのか、地なのか。とまどいながら
もトレードマークの丸ぶち色付き眼鏡の、
親しみやすそうな愛嬌にうっかり気を許
してインタビューは始まった。
4~5月にかけて、荒木は京都で二つ
の個展、「俺の京都1971-1999」
美術館「えき」KYOTO)、「京都白
情」 (ART COMPLEX1928)を開催した。
タイトル通り、20年以上かけて”京都"
を精力的に撮りためた作品が並んだ。
「写真は未来の予感っつーか、見る人に
とって先を感じさせないとつまんない。
京都の場合は、過去が遠いでしょ。 どこ
まででも遡れる。その分、未来も遠いわ
け。そういうのが京都の面白さ」
「路地をね、立ち止まって覗き見する気
分なんだ。こっち(京都)のは。石畳に
水を打っている路地って入っていきにく
いでしょ。 その奥に闇があるんだよね」
荒木が生まれ育った東京の下町にも、
路地はあるが、「東京とは違うね。 東京
の下町の路地は、通り抜けられて、もう
一つの明るい大通りに出られるんだ。 京
都は、行き止まっちゃう。 その奥、闇の
ところに妖怪が住んでいたり。ホントに
京都には妖怪がいるよ」
「京都白情」展で見た、夜の神社の前で
佇む着物姿の老女の写真を思い出した。
舞の師匠なのだろうか、着慣れた風の着
物がやわらかで上品な線を作っている。
が、荒木の写真はその奥に潜む鋼のよう
な芯と、磨き抜かれた女"の自信を露
わにする。 そんな写真が、ホテルの密会
風景や河原でセックスする男女の写真と
混在して、荒木の”京都"になっている。
「ヤバイよな、 京都の女は。 あの柔らか
な物言いが危ない。油断出来ないだろ?」
ワハハハと周囲を巻き込んで豪快に笑
う。だけど、色付き丸眼鏡の奥の瞳は、
闇に沈んで見えない。 ”天才アラーキー"
の愛嬌を演出する小道具は、荒木経惟と
いう人間の秘密を守っているよう。 一番
ヤバくて、隠された闇の奥に妖怪を住ま
わせているのは、彼自身じゃないか。
「俺の京都1971-1999」展は、
眩い光を放つ寺院のカラー写真から始ま
り、妻の陽子さんとの新婚旅行で撮った
モノクロ写真で締めくくられていた。 深
読みのしすぎかもしれないが、最初の寺
院の光" は、最後のモノクロ写真の
闇"の濃さ遠い過去。 深い信頼と
愛から生まれながら、 それが失われる予
兆をはらんでいるを強調するために
配されたのかもしれない。
取材・文/山下里加 写真/バンリ
「アタシの写真は、ノスタルジーとセン
チメンタルですよ。 『センチメンタルな
旅』(新婚旅行を克明に写しとめた実質
的な処女写真集)は、終わらない」
今年、還暦を迎えた。 愛妻が逝って10
年。この10年間に出版した写真集、展覧
会の数には驚くばかりだ。 どこかに空い
底無し井戸に膨大な量の写真 " を投
げ込みながら、この愛すべき妖怪は生き
ながらえている・・・。 勝手な想像を巡らせ
ていると、こんな言葉が聞こえてきた。
「“写真”は、紙の上に本当と嘘が混じ
り合って入っている。同時に、嘘でもな
く本当でもない。写真は写真なんだ。 ア
タシ自身でもない」
闇を隠し持つ写真家は、そう言った。
写真私情主義
平凡社 5800円
今年5月に還暦を迎えた “天才アラーキー” の、 生誕60
周年記念の最新写真集。愛用のカメラ「ブラウベル マキ
写真の中から
を塗り込めた、アラーキーが21世紀に贈る「至上の愛
センチメンタリズム)」。 彼が自ら自分の還暦祝いに作っ
たこの写真集はノスタルジーに溢れ、彼が今も「センチメ
「ンタルな旅」の途上であることを教えてくれる。 いわゆる 品
世代からも圧倒的支持を受けるアラーキーだ
だね。だからノスタルジーを感じる温水もの”なん
切なもの、潤いがある。 デジタルばかりだと乾いてしまう」。

2000.07.01

『荒木経惟 京都を語る』京都学生新聞/2000年7月

20061227-gakushin200007.jpg

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