メディア情報

2011.05.18

『ソーシャルネットワーク大阪 始動』・梅田経済新聞/2011年5月18日掲載

梅田経済新聞 3. Anniversary
UMEDA KEIZAI SHIMBUN
2011年5月18日 (水)
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「ソーシャルネットワーク大阪」 始動ーハンズカフェでキックオ
フイベント
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( 2011年05月18日)
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ハンズカフェで行われた「SNOキックオ
フミーティングつながりまっせ大阪」
ソーシャルネットワーク大阪 (以下SNO)
実行委員会は5月17日、5月の始動を記念した
キックオフイベント 「SNOキックオフミー
ティングつながりまっせ大阪」 を東急ハンズ
梅田店内ハンズカフェ (大阪市北区梅田3) で
開催した。
SNOは、 大阪市がLLPアートサポート ( 大阪
市立芸術創造館指定管理者)、 角川マーケティ
ソーシャルメディアを使
ングと共同で進める、
い、 人・団体 行政などのさらなるつながりを
創造する参加型プロジェクト。 平松邦夫大阪市長から 「若い人に行政に関心を
持ってもらえるようなことがしたい」 と相談されたアートサポートの小原啓渡さ
んが、 「市長は早くからツイッターをしているし、SNSを取り入れていけばい
「いのでは」と提案。 「行政色が出すぎると若い人は引くので、 関西ウォーカーに
顔になってもらい、切り口を変えて放送する形にした」 (小原さん)
「SNO」が、梅田経済新聞に掲載されました。
※画像をクリックすると、ページへ移ります。

2011.05.15

『芸術支援 個人の時代』・朝日新聞/2011年5月15日発行

(平成23年)5月15日日曜日
芸術支援 個人の時代
身の丈出資 財団が基金一括運営
個人がお金を出しあい芸術文
化を支える仕組みが広がってい
る。大口が目立つ企業や行政
と違い、身の丈にあった出資額
支援内容で息の長い活動を目
指すのが特徴だ。出資者にとっ
ては、お金を出した結果が舞台
や作品に結実する充実感もあ
役所や会社任せにしない市
民の自律志向の表れという指摘
もある。
コミュニティー財団の仕組み
私は音楽が好きだいわ
応援したい!
Aさんの寄付 Bさんの寄付 Cさんの寄付
「市民自らが文化を支える」 を
理念に、兵庫県内で開かれる若手
芸術活動に助成してきた神戸文
化支援基金が4月、県から公益財
団法人の認定を受けた。芸術文化
助成に特化した団体では全国初
神戸市でギャラリーを経営する鳥
田誠さんが代表理事を務める。
観は、美術展や演奏会を支援
してきた1992年設立の公益信
「亀井純子基金」 芸術好きの
亀井さんが残した1千万円を託さ
れた鳥田さんが、市民100人余
基金の管理は
お上頼み卒業
自律の「
縁」
の拠出金を加え1300万円で発
足させた。草の根芸術支援のは
助成先は公募し、1件あた
上限30万円、年間計100万円
を目安に、目利きが集う運営委員
会が決める。 目減り分は市民ら70
~80人の寄付(1口1万円)など
で補った。
支援充実を目指して公益財団法
人化、基金も積み増し3500万
円に。 来年度から大口寄付者の名
を冠した「亀井純子基金」(舞台
芸術)、「西川千鶴子基金」(音
コミュニティー財団
寄せられた複数の基金を、
つの事務局が一括して管
に決められ、 基金に名前もつけ
られる。事務局が
個人で
も気軽に基金を持てる利点があ
運用する仕組み。
る。第1号は1914年、 米国クリ
対
回る。
楽)、「島田誠・悦子基金」(美
術)に分け分野別に助成する。
「マイナーなところで頑張る若
手の応援には、町の隅々まで入れ
る自転車のような仕組みがいい。
自動車や重機のような大組織は必
要ない」と島田さんは言う。
ロ
このように、出資者の名を冠し
複数の基金を一つの事務局がま
とめて運営する手法をコミュニテ
その仕組みから
ィー財団と呼ぶ。
「マンション型」と呼ばれる。
賀県内のNPOや市民活動を支援
するネットワークセンターが
4月に募集を始めた「未来ファン
ドおうみ」もこの仕組み。 環境、
福祉文化などの基金を30万円か
ら引き受け、法人も応募できる。
日本のコミュニティー財団第1
号は、大阪商工会議所が80年に
立した「大阪コミュニティ財団」
大企業の大盤振る舞いが盛ん
だったバブル期に、 中小企業や個
人も気軽に助成できるよう作っ
た。当初、企業や団体からが多か
った寄付は、2000年前後から
個人が基金数と累積額の両方上
もうけが出れば配当する投資の
動きも。京都市のアートコンプレ
ックス1928などの劇場運営
するアートプロデューサー監
渡さんは、小さな劇場や劇団でも
ロングランが可能なファンド作り
に取り組む。
制作費の一部を数万円に分割し
募り、3カ月程度で償還。 入場
損益分岐点を超えれば出資者
はもうかり、下回れば損をする
が、これまでは好成績だ。 アート
パフォーマンス集団「キュピキュ
(15年)では2万円・100
ピ」
口を2週間で集め配当は2%。 劇
団「電視遊戲科学」(0年)は
3万円50口が即日完売、 配当は8
%だった。「採算点までお客さん
はあと何人、というゲーム感覚も
あり 出資者が知人を大勢誘って
「リスクを
くれた」と小原さん。
抑えるため最低限の経費は自前で
用意し、ファンドは舞台の質を高
める費用に充てた。 あとはおもし
ろい作品にできるかどうか」
法改正で手続きが煩雑になり、
小口・少人数は割に合わず、現在
は手がけていない。 ただ、昨年か
ら4シリーズ80回以上試演を続け
るパフォーマンス「ギア」の本公
演で、1口30万円程度のファンド
募る可能性もあるという。
経済環境の悪化で自治体や企業
の支援が細る中、個人からの芸術
文化支援が盛んになった理由を静
岡文化芸術大の松本章教授(文
化政策)は「地緑や血縁が薄くな
『縁』が浮上してきた
ともみる。 非日常の世界に
し」
ひたれアーティストに感謝もさ
れ、充足感が大きい」
なぜ、関西で目立つのか。 神戸
(文化政策) は
大の藤野一夫教授
「昔ながらの官に対抗する町民気
質と簡単にはいえないが、お上に
も企業にも頼れないという欠乏ゆ
えの分かち合い精神が育ちつつあ
」と指摘する。 (星野学)

2011.05.02

『北加賀屋クリエイティブビレッジ構想』日本経済新聞/2011年5月2日夕刊

2011年(平成23年) 5月2日 (月曜日
歴史的建築物
進深
化
日本經濟新聞(夕刊)
来訪者が減るなどかつての
輝きを失いかけていた歴史遺
を再生させようと、地域住
民主導の整備が進んでいる。
観光名所にとどまらず、地元
住民が交流を深めたり、文化
芸術の発信拠点になったり。
行政頼みと決別し、貴重な歴
史的建築物や遺跡が地域住民
らの手で街のシンボルによみ
がりつつある。
「文化財の活用まで十分に
手がまわっていなかった」
(独立行政法人国立文化財
機構奈良文化財研究所の多
昭彦研究支援推進部長)
東大寺などとともに世界文
化遺産に登録され、2010
開催の平城遷都1300年
祭ではメーン会場にもなった
平城宮跡。かつてはたばこの
吸い殻などゴミが散乱してい
たという。
見るに見かねて立ち上がっ
たのは観光客に紹介するボラ
1年に
ンティアの解説員ら。
特定非営利活動法人(NPO
法人) 「平城宮跡サポートネ
ットワーク」を結成した。 啓
発ポスターはデザイナー経験
者が作り、元商社マンは得意
英語で外国人を接客。 歌人
の柿本人麻呂を題材にしたキ
ャラクターもメンバーの家族
が考えた。今春の「平城宮跡
クリーン大会」では県外から
の参加者を含め約350人が
清掃に励んだ。
芸術拠点に
「歴史的建築物が持つ集客
力を街づくりに生かした
い」(京都の小劇場 「アー」
トコンプレックス192
8」などを運営する小原啓
渡プロデューサー)
大阪市住之江区にある北加
賀屋地区の一角。 古くから造
船所が立ち並び重工業で栄え
たこの地が“アート村〟に生ま
れ変わろうとしている。 小原
さんらが進める「北加賀屋ク
リエイティブビレッジ構想」
だ。
その中核拠点でもある名村
造船所跡地は独特のレトロな
街の顔見つけた住民動く
教育に
内容
地域住民を巻き込んだ再興が進む
地関
関西の主な歴史的建築物
教育委員会が見学ルート
を策定し、高校生を案内
などを開催。 映画撮影も
1日3回のパトロールやゴミ
拾いを通じて地元住民が
名村造船所跡地 音楽やコスプレ
建築物
大阪市内の
近代建築
周辺地域の活性化に寄与
平城宮跡
(奈良市)
毎日新聞社
京都支局
イベントホールの設置や
ラジオ局の誘致を実施。
赤レンガ倉庫群
ジャズコンサートなどを
映画のセットとして使用された名村造
船所跡地 (4月21日、 大阪市住之江区)
(京都府舞鶴市)開催。6、7号 2012年
雰囲気が若者をひきつけ、人
気の音楽ライブや映画撮影拠
「文化財の付加価
点に再生。
値を高め、カネを集めて再投
資する仕組みをいかにつくる
行政に依存した活用は続
か。
かない」と小原さんは言い切
る。
「保護から活用へ、文化財
の所有者も意識が変わって
きた」(大阪府教育委員会
文化財保護課の地村邦夫統
括主査)
関西の重要文化財(建造物)
は4月1日時点で1726
棟。 重要文化財の棟数では上
位5府県を関西勢が独占。 築
50年以上の登録有形文化財は
1996棟に上る。 貴重な財
産を後世に伝えようと、学校
と行政の二人三脚の取り組み
始まった。
「淀屋橋周辺の歴史的建築
物を学校教育に活用できない
か」。教科書に載っていない
身近な文化財の存在を知らな
い子どもが多く、危機感を抱
いた大手前高校(大阪市)の教
師が提案。心を動かされた地
村さんは関係者に掛け合い、
周辺の文化財を巡る見学ルー
トを作成。98年12月に同高校
から希望者16人を招いた。
再開発が進むなか、人知れ
ず姿を消す歴史的建築物は多
い。 変わりゆく街の中で歴史
遺産の価値をどう位置付ける
か。「地域住民が中心になっ
行政を動かす事例は今後も
増える」と小原さん。 地域住
民主導の挑戦はまだ続く。
経済部新田祐司)
地元の住民らも参加して開催された「平城宮跡クリーン大会」(4月16日、奈良市)

2011.04.19

【300 DOORS】開講希望者募集中・関西ウォーカー/2011年4月19日発行

私も
登場します!!
関ィーカー
関西ウォーカー編集部も参加!
5
300
DOORS
ワみ
ん
3 ワークショップを主催
みんなで作ろう!
昨年のワークショップの様子
インターナショナルワークショップ
フェスティバル DOORS
7/16~8/15(予定)
募集方法: 下記より企画概要
を明記のうえ、ご応募ください。
www.artcomplex.net/doors/
募集締切:一次締切4/10日、
二次締切 4/30
る人を募集中!
座を開催してくれ
の開催が決定。講
プフェスティバル」
ナルワークショッ
「インターナショ
ョップの見本市、
るワークシ
「ドアーズ」 って何?
一周年を迎え
300種類のワークショップ(体験型
講座) を集めたワークショップの見
本市 どれも参加は気楽なワンコ
イン・500円で参加できる。 ジャンル
はアート、映画、音楽、子供向けなど
多彩なジャンルを予定。関西ウォー
カーも講座を開催するぞ!
関西ウォーカー/2011年4月19日発行

2011.03.29

『クリエイティブ・ビレッジを訪ねる… 風来望』朝日新聞/2011年3月29日夕刊

享月
新
(夕刊)
2011年(平成23年) 3月29日
月ワーク
火曜日
火曜 旅・文化
Do!
クリエイティブ・ビレッジを訪ねる… 風来望
アート工場、地域と新出
かつて大型船を造った工場は劇場に
なり、築数十年の長屋はギャラリーに
変わる。 大阪港に臨む大阪市住之江区
の北加賀屋地区。戦前から造船所が立
ち並び重工業で栄えたまちが、昭和の
面影を残しつつ、とんがった「芸術
「村」に生まれ変わろうとしている。
「クリエイティブ・ビレッジ」と名
付けられたこの構想。 その拠点が木津
川沿いに立つ複合施設「クリエイティ
ブセンター大阪」。もとは名村造船所
大阪工場だった。4万、級の大型船を
建造していた工場は1970年代に九
州へ移転。4万2千平方の広大な敷
地が使われずに残されていたが、20
04年、地元の不動産会社が京都で劇
場を運営するアートプロデューサーの
小原啓渡さんに持ちかけ、 「産業遺産
を芸術空間に」する試みが始まった。
灰色の古びたビルに入ると、音響や
照明設備が整った劇場やアトリエ、ギ
もとは造船所の事務
ャラリーが並ぶ。
所や製図室があった建物で、4階の緑
の床に刻まれた幾何学模様の設計図が
当時の面影を残す。 赤鉄骨の作業所は
イベント広場に、倉庫はライブハウス
に変身。跡地前の防潮堤にはギリシャ
出身の作家の壁画が描かれ、 セピア色
の近代とカラフルな現代とが重なり合
った光景がそこに広がる。
構想はさらに住宅地の中へ。北加賀
屋駅の北側一帯。植木鉢が並ぶ細い路
地を歩くと、空き家だった古い平屋や
たばこ屋を改装したギャラリー、カフ
絵画教室やデザイナー
ェが点在する。
集団の事務所もある。3軒続きの長屋
の引き戸を開けたら、そこは”動物の
楽園”2近いピンクのフラミンゴ
■長屋3軒のスペースで表現する酒谷星子さんの「フラミンゴ畑」は、子ども
たちの遊び場にもなっている 名村造船所跡地前の防潮堤に描かれたギリシ
ャ出身の作家「b.」の作品 クリエイティブセンター大阪4階の床には昔
の製図の跡がそのまま残る 4コトハナのアートプロジェクト「シンサイミラ
イノハナ」。花びら状のカードに震災のメッセージを書く
2
名村造船所跡地)
クリエイティブセンター
新なにわ筋
クビレ
北加賀屋駅
地下鉄四つ橋線
クリエイティブセンター大阪 (C・
47027085)は大阪市住之江
区北加賀屋4の1の58。 大阪市営地下
鉄北加賀屋駅から徒歩10分。 利用は
事前に問い合わせを。 クビレ邸 (1
・74927504) は同区北加賀
2の8の8。 北加賀屋駅から徒歩1
分。 午後3~11時、木曜休み。
のオブジェ80体がひしめく中で、近所を併設し、若き芸術家と住民たちと
の子どもたちがはしゃいでいた。 が語り合う場になりつつある。
目立ち始めていた空き家に街の外
から芸術家や創作家たちがやって来
て、アートでまちを活気づけてくれ
る」と、AIR大阪のマネジャー猪股
(25) AIR大阪は、そうし
春香さん
創作活動に携わる人の専用の宿泊施
設。廃業した旅館を改装して、国内外
の芸術家を受け入れている。
「なぞの若者たちがうろうろしてい
」。そんな地域の不安を解消すべ
く、宿の近くには芸術村の案内所「ク
ビレ邸」もできた。 ギャラリーとバ
3
この芸術村に昨秋、大学を出たばか
の若者4人が事務所を構えた。ピン
NPO
クの外壁の花屋の2階にある。
法人「コトハナ」という。黄色い花び
ら状のカードに阪神大震災への思いを
募り、それを集めて神戸のまちに"メ
い
ッセージの花を咲かせてきた。
ま、東日本大震災の被災地にも咲かせ
アートの力でみ
たいと準備を始めた。
んなを幸せに――そう信じて。
文・深松 真司
写真・伊藤菜々子
◆ 「風来望」 は今回で終わります。
20110401-20110329_asahi_top.jpg

2011.03.23

アルパック ニュースレター VOL166/2011年3月1日

ARPAK NEWSLETTER
アルパック
ニュースレター
VOL166 2011年3月1日 ISSN 0918-1954
ギア (出典: NPO法人ライブエンターテイメント推進協議会)
(本文中に関連記事があります)
目次/contents
ひとまち 地域・
造船所跡地で花開くポップカルチャー
/ 森脇宏 2
きんきょう・・
企業立地セミナーが開催されました
/柳井正義 4
就労のインクルージョンをめざして~特例子会社「かんでんエル
「ハート」 視察報告
[/ 大河内雅司
インクルーシブな 「働く」 をつくる~その2
/廣部出 6
さかい緑のフォーラムが開催されました
/絹原一寛 7
エコアパートの正体と将来と~花園荘を訪れました
嶋崎雅嘉8
メディア・ウォッチ
「農」と「食」のフロンティア~中山間地域から元気を学ぶ~
まちかど・・・・
大阪 野田のななとこまいり
杉原五郎 9
/高田剛司 10
ひと・まち・地域
造船所跡地で
大阪事務所/森脇 宏
花開くポップカルチャー
宏 1
大阪港の木津川筋は、 大阪の工業を支えてきた地
域ですが、その中心であった造船所は高度経済成長
期に相次いで撤退してしまい、ほとんど残っていま
せん。 その造船所跡地で、一見、 無関係そうなポッ
プカルチャーとして、 ノンバーバルパフォーマンス
(非言語の舞台劇) が花開こうとしています。 会場
名村造船所跡地は、 近代化産業遺産 (経済産業省
の指定) でもあり、しかも、その演目は、工場とは
切っても切れない 「ギア (歯車)」 となっています。
この 「ギア」の概要や、今後の見通しなどについて
簡単にご紹介いたします。
ギアの概要
ギアのキャストは、 関西在住のプレイクダンス、
パントマイム、バトントワラーの世界チャンピオン
が揃い、 関西の人材を大いに活用しています。 主催
は、私も理事を務めていますNPO法人ライブエン
ターテイメント推進協議会です。 ストーリーは複雑
ではなく、ロボットたちが働く工場に台風が近づき、
不思議な出来事が起きていきます。
現在ギアは、 4回目のトライアウト公演を行って
います (2月10日~3月22日)。 トライアウト公
演とは、グランドオープンに先駆けて行う制作過程
上の試験的な公演のことで、 料金も若干安くなって
います (今回は約1時間で3500円 [当日券])。 ギ
アの場合は、 前述のようなストーリーが大まかに決
まっているだけで、あとは公演後、観客の声 (アン
ケート) を踏まえ、 改良を重ねることで完成度を高
めてきています。
第1回のトライアウト公演は2010年1月に大阪
のミナミ、第2回は2010年12月に名村造船所跡地、
第3回は2011年1月にハウステンボス (長崎県)
で行い、 今回の第4回トライアウト公演を迎えてい
ます。 ちなみに、第3回は、 ハウステンボスからの
要請に応えた遠征公演でした。 こうしたトライアウ
ト公演を重ねるたびに、格段にステップアップして
きています。
名村造船所跡地での新産業育成
前述のように、 大阪港の木津川筋は、 大阪の工業
を支えてきた地域であり、 特に造船ブームに沸いた
大正時代の最盛期には32社の造船所が群立したと
言われています。また、 大正末期には、川尻に木津
川飛行場が開港され、いわば大阪産業の最先端地域
でもありました。 その後、 高度経済成長期に、 船舶
の大型化が進み、 河川沿いの造船所では大型化への
対応に限界があるため、 移転、 縮小 廃業する造船
所が相次ぎ、 名村造船所も佐賀県へ移転し、その跡
地の有効な利用方法が模索されていました。
こうして一時は忘れられたような存在であった
名村造船所跡地でしたが、2004年のイベント"ナ
ムラアートミーティング” が成功したことで弾みが
0
ギア (出典: NPO法人ライブエンターテイメント推進協議会)
2
ARPAK News Letter: 2011/3
名村造船所跡地 (出典: クリエイティブビレッジ構想HP)
ひと・まち・地域
ギア (出典: NPO法人ライブエンターテイメント推進協議会)
つきました。 2005年に常設のイベントスペースと
してオープンし、徐々に利用も増えています (この
辺の詳細は、 アルパックニュースレター 159号 「水
辺のアート発信地 “クリエイティブセンター大阪”」
で紹介しています)。
今回のように大阪の工業を支えた跡地(しかも近
代化産業遺産) で、 文化芸術産業という新産業を育
成していくことは、 産業政策としても興味深い取り
組みだと思います。
今後の取り組み
今回の取り組みは、 "ポップカルチャーのメッカ・
関西” を目指した取り組みの一環としても位置づ
けられています (取り組み全体は、クールジャパ
ンをブランドにアジア人観光客の国内消費力を取
り込み、 関西に新たな文化芸術産業の育成と発信の
拠点を形成していくことを展望しており、 アルバッ
クニュースレター 164号 「水辺の文化芸術産業拠点
"Kansai Creative Factory"」で紹介しています)。
したがって、 名村造船所跡地でギアに続く、第2
第3のギアの誕生が望まれますし、いずれ大阪市内
の他の場所をはじめ、 京都にも神戸にも、こうした
拠点が形成されることが期待されますが、 まずは当
面のギアの成功が重要です。 2010年12月の第2回
トライアウト公演以降、 関西のテレビや新聞にも何
度か取り上げてもらえるようになりましたが、さら
に関西全体に広く認知され、広く支援を受けていく
ため、今後、様々なチャレンジを積み重ねていきた
いと思います。
具体的には、3月22日までトライアウト公演を
続けますが、 その後しばらく公演そのものは休み、
その間に、シナリオの改良、 舞台設備の増強などの
抜本的なバージョンアップを行う予定です。 「ギア」
という演目との関係から、 大阪の製造業とのコラボ
レーションも検討しています。 また、こうしたバー
ジョンアップの後、 内外の旅行会社を招待するトラ
イアウト公演等を積み重ね、 今後の誘客の布石を打
ちたいと思っています。
過去、数多くの独自文化を生んできた大阪の伝統
を継承することは、これまでの伝統文化を守ると同
時に、新たな文化を育て発信していくことも含まれ
ると思って 「ギア」 に関わっています。 ぜひ、一度
お越しいただいてご鑑賞ください。 そして、 今後の
展開を応援してください。
無言劇、無国籍性が魅力
■大阪発「ギア」韓国発「ナンタ」の公演
外国人客誘致に期待
「ブルーマン」7都市に劇場
パフォーマンス
もしばしばあるくらい
ギアの紹介記事 (2011.1.11 日本経済新聞 [夕刊])
ARPAK News Letter: 2011/3
3

2011.03.08

ギア・『大阪から世界へ!最高の超絶パフォーマンスを』関西ウォーカー2011 No.5/2011年3月8日発行

ブレイクダンス、マイム、バトントワリング、マジックの分野から世界レベルのパフォー
マーが近代化産業遺産である造船所跡地に集結するぞ!! 撮影:堀川高志 (KUTOWANS STUDIO)
大阪から世界へ! 最高の超絶パフォーマンスを
耳よ
キャッチアップ
旬の情報を
2/10 木~3/22火の26日間 全40回行われるノンバ
ーバルパフォーマンス 「ギア」が開催中♪一切言葉
を使わず、リズム、アクション、表情、ダンス、音楽を
使ったパフォーマンスは、老若男女に大人気。今
回、無期限ロングラン公演の開催を目標に、ブレイ
クダンスやマイム、マジックなど、世界レベルのバ
フォーマーが一堂に集結し、見る者すべてを楽しま
せてくれるぞ。 現代アートが、知らぬ間に動いてい
るかのような不思議な印象を受けるという声も。 造紹介します
船所跡地 「Creative Center Osaka」内の「BLACK
CHAMBER」で彼らに会おう!
クリエイティブセンター大阪
www.namura.cc/gear/
06-4702-7085
¥3000 3500
私が
イベント
カレンダー
(P8)の
カレンちゃん
関西ウォーカー2011 No.5/2011年3月8日発行

2011.03.01

『Gear up:non-verbal show comes to Osaka』関西シーン3月号/2011年3月1日発行

関西シーン
Kansaiscene
ISSUE 130 MAR 2011
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Get it on:
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Osaka's
starts,
Running:
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Patrick's
Kansai goes
Japanese
cosplay
sumo
way to
to vote
style
parade
doesn't
beer
Day
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mar 2011 kansaiscene.com PERFORMANCE 13 Gear up: non-verbal show comes to Osaka FUN FOR THE WHOLE FAMILY WITH GEAR. TEXT: ERIC LUONG PHOTOS: COURTESY OF GEAR W hat do you get when you combine break- dancing, pantomime, baton twirling and magic? The answer is Gear, a non-verbal show that is running at Black Chamber, part of the Creative Center Osaka until March 22nd. Incorporating arts not normally associated with the theater into an easy-to-understand story, Gear's energetic show will bring new, younger audiences to the stage. The setting is an abandoned robot factory now operated by the robots themselves. The robots are in fact a group of X-Men-like talents: a breakdancer, a pantomime, a baton twirler and, yes, a magician. A sudden malfunction, however, rocks the factory and sends a mysterious doll falling from the ceiling. Through a bit of magic, the doll becomes the heroine of the performance, and it through her struggles to communicate with the robots that allows each to show- case their skills. The result is a Disney-like story where inanimate objects take on life, and with comedy, dance and drama the plot points at some universal themes of communication. Each robot takes their turn to interact with this 'human' whose brief visit breaks up their routine lives. The cast of the eve- ning are kaku (breakdance), Wataru Okamura (pantomime), Kuniko Deguchi (baton twirling), Keishi Atarashi (magic) and Yuka Hyodo, the ballet dancing heroine. The venue also adds to the mystery. Located in a shipyard near Kita-Kagaya station, you are actually in an abandoned factory and feel the set may already have existed. The intimate seating puts you very close to the performance, and at the times the performers come dancing in the aisles. This was especially to the delight of the children in the audience, who were taken especially by the pantomime and magic. And there were certainly moments when every- one was wowed-did he really do that? Influenced by other non-verbal performances such as the Blue Man Group (USA), Stomp (UK) and Nanta (Korea), Gear also brings new aspects to theater. The blue faces, garbage can, and kitchen knives are gone, replaced instead with arts normally associated with street performance and busking, something tourists see all over the world. It is this universal aspect that organizers are hoping to make Gear popular with international visitors. The performance even incorporates English and Korean in its set design. As director Haruka Kido notes, "With the change from an industrial economy to one more focused on culture and tourism, we wanted to create a new kind of tourist content with the support of Osaka prefecture." The effect is certainly entertaining, especially to audiences who have never been exposed to breakdance and magic. And while you may wonder how these rigid robots can suddenly do back spins and twirl a baton around their necks, this is all part of the fairy-tale. What Gear lacks in unity compared to other non-verbal shows, they make up in charm. There is something classical in a story that you can relate to on so many levels. "We want audiences to exerience a show that goes beyond nationality, language, gender and age." Gear provides a little fun for everyone. Gear: Non-verbal performance of Osaka origin Tickets: Advanced V3,000, at the door ¥3,500, college students V2,000, high school students and younger ¥1,000 (student ID required). Advance tickets available at Ticket PIA (Circle K, Sankus, and 7-11). No entrance fee will be charged if a child is seated on an adult's lap. • Show times: 2pm, 6pm and 7:30pm. Varies depending on date. Check website. Runs until March 22nd. • Tel: 06-4702-7086 Fax: 06-4702-7086 Email: gear@namura.cc www.namura.cc/gear/en/ •Access: 10 min walk from Exit 4, Kita-Kagaya station on the subway Yotsubashi

2011.02.27

BABY-Q新作公演「私たちは眠らない」SHIFT/2011年2月27日

COVER HOME BLOG 2月 2011>BABY-Q新作公演 「私たちは眠らな... CITY GUIDE
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「限界現場」
DANIEL
Uffee
alco
mation
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スパイク・ジョーンズ展
BABY-G
| BABY-Q新作公演 「私たちは眠らな
「い」
私たちは眠らない
BABY-Q新作公演『私たちは眠らない』が、SHIFTに掲載されました。
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2011.02.25

『ノンバーバルパフォーマンス・ギア』スカパー×ぴあ03月号 /2011年2月25日発行

を、この機会にぜひ体感して!
誰もが楽しめるパフォーマンス
る」とのこと。 世代 国籍問わず
を取り入れたシーンも追加してい
く、「今回は最新のテクノロジー
プロデューサーの小原啓氏日
世界レベルのパフォーマーたち。
ス、バトントワリングで活躍する
出演は、マイムやブレイクダン
所跡地にて開催されている。
2月より大阪住之江の名村造船
本公演のトライアウト(=試演)が、
す、大阪発”の試みだ。 そんな
ように無期限ロングランを目指
マン」や韓国の「NANTA」の
ア」。 ブロードウェイの「ブルー
ル (非言語)・パフォーマンス「ギ
ーリーを展開していくノンバーバ
ダンス、音楽などを駆使してスト
セリフは一切使わず、 リズム、
スカパー!をご覧の皆様へおすすめライブ情報!
演劇・お笑いピックアップ
3月発売&開催のレコメンドステージ!
Stage
「ノンバーバルパフォーマンス
「ギア」」
開催中 3月22日(火)まで
BLACK CHAMBER (名村造船跡地内)
2月18日(金)~21日(月)・25日(金)~28日(月) 3月4
日金)~7日(月)・11日(金)~14日(月)・18日(金)~22日
月火木金19:30 土 14:00 19:30 14:00 18:00
2/11 (-)-3/21 (8-8) 14:00 18:00.
一般 3000円 大学生 2000円 高校生以下 1000円
kaku/ NARUMI/HIDE / いいむろなおき/岡
村/佐々木道出口訓子/新子景視 兵頭
香/平本茜子 / 成山あづさ
クリエイティブセンター大阪 064702) 7085
410-072 (各日3日前まで販売)
公演内容に関する詳細は
「ギア」 公式サイト http://www.namura.cc/gear/まで。
取材・文: 黒石悦子
'10年12月に行われた公演では、子供から年
配者まで「絵本を見ているようで楽しめた」と好
評だったとか。 出演者は全て、マイムやダンス
などそのジャンルの第一線で活躍する実力派。
撮影 堀川高志 (KUTOWANS STUDIO)
セリフがなくても楽しめる!
大阪発の新たなステージ 『ギア』
スカパー×ぴあ03月号

2011.02.23

「ホナガ祭 in Osaka?芸創ゼミvol.41」Lmaga.jp/2011年2月23日

「ホナガ祭 in Osaka?芸創ゼミvol.41」Lmaga.jp
芸創ゼミの記事がLmaga.jpに掲載されました!
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2011.02.21

ギア・ヒロイン兵頭祐香×バトントワラー佐々木敏道インタビュー・@ぴあ関西/2011年2月21日

ギア・ヒロイン兵頭祐香×バトントワラー佐々木敏道インタビュー・@ぴあ関西/2011年2月21日
ぴあ関西の『ギア』特集ページに、プヒロイン兵頭祐香×バトントワラー佐々木敏道のインタビューが掲載されました!
インタビュー掲載ページ

2011.02.18

『東野祥子率いる「BABY-Q」新作公演、大阪は従来とは異なる非劇場空間で上演』CINRA.NET/2011年2月18日

ニュース
ART/DESIGN> MUSIC > MOVIE > STAGE
BOOK> OTHER >
東野祥子率いる 「BABY-Q」 新作公演、 大阪は従来とは異な
る非劇場空間で上演
B! 1 user CLP 12tweet 2011/02/18 19:06
ダンサーの東野祥子を中心として結成された
ダンスカンパニー 「BABY-Q」の新作公演
『私たちは眠らない』 が、 3月に東京・世田谷
のシアタートラムと、 大阪住之江の
STUDIO PARTITAで上演される。
BABY-Qは2000年より大阪で活動を開始。
ダンサー、ミュージシャン、役者、 映像作
家、美術家、 コスチュームデザイナー、ロ
ボット制作家などが在籍し、 メンバーそれぞ
れが個々のセンスや時代性を多角的に組み合
わせた作品制作と発表を行っている。 また、
海外のダンスや音楽フェスティバルに招聘さ
れるなど、 国外においても高い評価を得てい
る。
『私たちは眠らない』 では、 主宰の東野祥子
が演出・振付・出演を担当したほか、演出・
構成音楽 美術に、NYでクリスチャン・
マークレイ トリオのメンバーとしても活躍
したカジワラトシオ、 映像にBABY-Qの初期
より縁の深い ROKAPENIS (斉藤洋平) が参
加。 また、 劇場形式で行われる東京公演に対
し、フリースペースで行われる大阪公演にお
いて、劇場を飛び出したダンス作品がどのよ
うに生まれ変わるのかも注目だ。
私たちは眠らない
BABY-Q新作公演『私たちは眠らない』が、CINRA.NETに掲載されました。
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2011.02.14

ノンバーバルパフォーマンス「ギア」プレゼント応募・ウーマンライフ/2011年2月10日発行

ウーマンライフ 大阪市内ミナミ版
マイム・バトントワリン
諸プレゼント グ・マジックと、世界に
平成23年2月10日 (木曜日) (2)
クリエイティブセンター
大阪
プレゼント商品名
「ノンバーバルパフォーマンス
「ギア」 入場券」
(3,500円相当)
プレゼント号 A-800SM
2組4名様に
「ブルーマン」「ST
COMP」 のような、 世界
を魅了する超絶パフォー
マンスを体験しません
か? 3月22日(火)までク
リエイティブセンター大
阪で開催中の、ノンバー
バルパフォーマンス「ギ
ア」。 ブレイクダンス・
認められた一流のパフォ
ーマーたちが出演。遊園
地や現代アートのように
五感を刺激するステージ
で、不思議なストーリー
が展開します。
子どもからお年寄り、
外国の方も楽しめる本格
エンターテイメント 「ギ
3月4日(金)18時30
ア」。
分~公演の入場券を、
組4名様にプレゼントし
ます。
お問い合わせ=「クリ
エイティブセンター大
大阪市住之江区北加
阪」
賀屋4の1の5506
(1702) 7004
http://www.namura.
cc/gear
プレゼント協賛企業募集
当社ではこの読者プレゼントコーナ
商品・サービスを提供してくださ
企業を募集しています。 詳しくは
ウーマンライフ新聞社本社まで
07425188

2011.02.07

『ギア』プロデューサー小原啓渡インタビュー・@ぴあ関西/2011年2月7日

『ギア』プロデューサー小原啓渡インタビュー・@ぴあ関西/2011年2月7日
ぴあ関西の『ギア』特集ページに、プロデューサー小原啓渡のインタビューが掲載されました!
※画像をクリックすると、インタビューページへ移ります。

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