小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.11.22

話題

「わ」、「話題」で。

「年齢別話題調査」をどこかでやっていないかとググッてみましたが、ヒットしませんでした。
例えば中学生の間での話題トップ10とか、70歳以上を対象にした話題調査とか、おそらくマーケティングリサーチの中では重要な項目なので、どこかにデータはあると思うのですが・・・。

そもそも「ジェネレーションギャップ」には「価値観の違い」が根本にあるとは思いますが、それが顕著に表れるのが「話題」だと思います。

人は興味のあることを話題にしますから、「価値観」に関して哲学的なディベートをするより、何に興味があるかを聞く方がその人の価値観を知る手がかりになる場合が多い。

アイドルであろうが、マンガであろうが、浪曲であろうが、将棋であろうが、とにかく自分には興味がない対象でも、人にさえ興味を持ち続けることができれば、その人を知るという意味において、あらゆる話題に耳を傾けることができます。

たとえその対象に関する知識がなくても、興味を持って聞くことで、相手は気持ちよく話を続けてくれると思います。

僕が自分の子供たちや若いスタッフとさほどギャップを感じずに話せるのは、彼ら自体に興味があるのはもちろんですが、おそらく、自分の知らない世界に対する好奇心が強いことが幸いしているのだと思います。
(相手がどう感じているかはわかりませんが・・・)

小原啓渡

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