小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.11.21

ロングラン

「ろ」、「ロングラン」で。

僕が「ロングラン」に興味を持ったきっかけは、オフ・ブロードウェイで今もロングランを続けている「ブルーマン」でした。
(ブロードウェイ・ミュージカルの中でも500席以上の大劇場または演目を一般に『ブロードウェイ』と呼び、499から100席のものは『オフ・ブロードウェイ』、それより小さいものは『オフ・オフ・ブロードウェイ』と呼ぶ)

それ以来、約10年、何とか日本で独自の作品を創り「ロングラン」を成功させたいと、ブロードウェイの興業システムを研究し、実際にコンテンツファンドを立ち上げ、バッカスオーディションやトライアウトの実験を行ってきました。

そして今は、ライブエンターテイメントを推進するNPOと、ロングランを支える一つの機能でもある「チケッツ」(当日券格安販売所)の立ち上げに尽力してます。

400席規模の劇場での公演にこだわっているのは、音がメインの音楽コンサートなどとは違い、芝居やミュージカルは、役者達の表情や演技が最後列の席からでも一体感を持って観ることができる限界だと思っているからです。

もちろん、一般的に興業が収支的に成り立つキャパ(客席数)のラインが1200席であることも分かっていますが、先の「ブルーマン」や「ストンプ」、韓国の「ナンタ」など、400席規模で成功してる例もあるわけですから、不可能ではないと思っています。

この10年間「どうすれば、日本で、400席規模で、ロングランを成功させることができるか」という課題に関する研究と実験を重ねてきて、今、一つの作品が僕の頭の中で出来上がりつつあります。

今まで地道に培ってきた、プロデューサーとしてのノウハウとネットワークをフルに活用し、2010年までに勝負に出る覚悟でいます。

小原啓渡

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