小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.10.19

言葉

「こ」、「言葉」で。

「言葉」は主ににコミュニケーションツールであると理解されていますが、人は言葉を使って考えますから、思考ツールでもあるわけです。

例えばヘレンケラーの場合、2歳にして聴覚と視覚を失っているので、目に見える文字も含めて「言葉」を知らなかったことになります。
後に点字を学び「言葉」の存在を知ったとしても、言葉で思考していたとは考えにくい。

あくまで感覚的に物事を理解し、判断していたのかもしれません。

昔ヒットした「ET」という映画で、地球人と宇宙人が指先を触れ合わすだけでコミュニケーションをとるシーンがありましたが、妙に素敵だなと感動しました。

進化という一般的な概念には逆行することになりますが、原始生物のように触覚だけでコミュニケーションが成立する関係の方が、観点を変えれば、より精巧でハイレベルなんじゃないかと思うのは僕だけでしょうか?

小原啓渡

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