小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.05.30

苦痛

「く」、「苦痛」で。

「苦痛」とは、「苦しみ」と「痛み」という事ですが、この二つの違いを明確にしておくことは必要だと思います。

恋をした時など「胸が痛い」などという言い方をしますが、実際には肺や心臓が痛いわけではなく、比喩的な言い方ですね。

また、肉体的な「痛み」が、精神的な「苦しみ」を誘発する点において、両者の境界が曖昧になる部分はありますが、「苦しみ」は主に精神的、「痛み」は肉体的なものだと言えるでしょう。

どちらも、生命体を維持する上で重要な「アラーム」の役割を担っていますが、この警報が出る前にやれる事はたくさんあると思います。

肉体的な「痛み」の場合は、病気や怪我をしなければ基本的に避けられるわけで、精神的な「苦しみ」も物事の捉え方によってかなり回避できると僕は思っています。

「苦痛」を喜ぶ人は基本的にいないと思いますし、できれば、耐えがたい「苦痛」など経験したくないと誰もが思っているはずなのですが、
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」と言われるように、人は「苦痛」をすぐに忘れる傾向があって、同じことを繰り返す場合が多いですね。

日々「苦痛」なく生きていくためには、やはり「健康」に留意して、何事も良いように考える「楽観思考」を習慣づける以外にない気がします。

小原啓渡

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