小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.04.22

尊敬

「そ」、「尊敬」で。

「尊敬する人は誰ですか」と聞かれれると、困ってしまいます。

「ニーチェ」とか、「サルトル」とか「アインシュタイン」は大好きですが、
「尊敬している人」かというと、そうでもあり、違うようでもあります。
彼らの残した仕事には大いなる尊敬がありますが、実際に会ってみれば、
これはいただけないっていう部分もあるのではないかと思うわけです。

つまり僕の場合、誰か一人の人を全面的に尊敬するというより、その人の部分に対して尊敬の念を持つといった方が的確ですね。

全能の人はいないということではなく、基本的に一人一人にいいところ、自分より優れているところがあると思っていて、その部分を尊敬する。

年下だろうが、部下だろうが全く関係なく、
尊敬できる部分を見つけて、その部分を軸にしてその人を見るようにしています。

ごくまれに、まったく尊敬できる部分が見つけられない人もいますが、
そういう人とはどんな関係であり、長続きしないですね。

長く付き合っている人たちは、みんな尊敬できる部分を持っていますし、実際、尊敬できる部分が多い人ほど、長く付き合っていきたいと思います。

一般的にいう「尊敬」に値しない、ささいに思えるようなことであっても、
僕が「すごいなぁ」と思えば、それが僕の「尊敬」です。

小原啓渡

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