小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.11.17

楽観

「ら」、「楽観」で。

何か新しいことに挑戦するには勇気がいる、というように「勇気」の大切さがよく説かれます。

ただ僕は、ある意味で「勇気」より大切なものが「楽観」だと思っています。

「向こう見ず」というのは、子供に当てはまることが多いように「無知」につながりますが、「楽観」はある人からは無知に見える部分があるとしても、本人の思考回路と物事の捉え方であって、無知だとは一概には言えません。

同じことをするにしても、楽観主義の人がやるのと、悲観主義の人がやるのとでは、勇気という意味では悲観主義の人の方が上のはずです。

つまり、楽観主義の人というのは悲観主義の人ほど「勇気」を振り絞る必要がない。

たとえ根拠がなくても「まあ、何とかなるだろう」と思えば、怖さも半減します。

楽観主義の人というのは、大きく分けると先天的な性格の場合と、成長の段階でそうした資質を身につけた後天的な場合があると思いますが、僕はそうした外的な要因(自分の力ではどうしようもない部分)だけでなく、単純に考え方を変えるだけで身につく部分も多いと思っています。

「死ぬ気になれば何でもできる」という言葉の裏返しですが、「別に命を取られるわけでもないんだから・・・」そう考えることが思考の癖になれば、大概の事は怖くなくなるというのは本当だと思っています。

僕が極端な楽観主義者なのは、こういう考え方がかなり定着しているからだと思います。

小原啓渡

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