小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.10.21

素面(しらふ)

「し」、「素面(しらふ)」で。

今日はちょっとした飲み会があり「素面」でないので、簡単に。

「素面」とは、お酒に酔っていなく、しっかりと理性が働いてる状態を言うのでしょうが、文字的に解釈すると「素」(す)の面ですから、その人本来の姿あるいは正直な意見が言える状態のはずです。

しかしながら社会の中では、「素」(本音など)を出すと何かと面倒なことになることも多く、理性を働かせて常識や規律や立場といった「仮面」をかぶった状態の方が正常で、「素面」であるとされているわけです。

もし、「素面」の反意語が「酔っている」ではなく、「仮面」なら、いったい何が良くて悪いのか分からなくなってきますね。

小原啓渡

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