小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.09.29

妄想

「も」、「妄想」で。

「妄想」も「想像」の一種で、あまりにも現実味のない想像や思い込みを、少しマイナスのニュアンスを込めて使う場合が多いですが、病理的な「誇大妄想」や「被害妄想」でなく、自己や社会の明るい将来に関してなら、一般的には現実味のないことを、大きなスケールで想像するのは悪いことではないと思います。

情報メディアや交通機関がグローバル化し、テクノロジーが急速に進む現代においては、想像さえもが現実について行けないような事態が起こりつつあります。

例えば、「こんなものが出来たらいいなぁ」と想像をしても、「ああ、それならもうあるよ」というようなケースが日常茶飯事ですし、「え!、そんなことができるようになったの?」というような驚きの情報が飛び込んでくることも珍しくありません。

つまり、生半可な「想像」では世界の先端を走ることはできないということになります。

今の時点で「妄想」だと思えるような事こそ価値が高いのかもしれません。

小原啓渡

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