小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.07.19

大切

「た」、「大切」で。

「大切なもの」、考えると色々ありますが、自分の人生で最も大切なものってなんでしょうか?

「命」とか、「仕事」とか、「家族」とか、「夢」とか・・・

「人生」というくくりで考えるなら、僕にとって最も大切なものはやはり「生き方」だと思います。

「どう生きるか」の中に、前述した要素のすべてが含まれていると思うからです。

自分が死んだとき、その墓石にもし何かことばが刻まれるなら、どんなことばがいいだろうと考えたことがあります。

一言で語りつくせるような人生などないだろうし、死ぬ前に自分で決めるようなことでもないのですが、自分がどう生きたいかを確認する上では、いいシュミレーションになると思います。

出来あがった「辞世の句」ともいえることばを検証すると、確かに自分自身の宗教観や哲学、価値観や夢などが、何重にも折り重なっているのがわかりました。

一度、皆さんも考えてみてはいかがでしょうか。

大好きなニーチェやフロイト、アインシュタインやクリシュナムルティーの影響をもろに受けている、ある意味で僕の辞世の句を公表すると、

「強壮なる風の中、飛び続けた一本の矢、死してなお高みを目指す」

(人に見せるにはキザすぎますが、一応ここに残しておけば安心です・・・)

小原啓渡

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