小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.06.13

ニーズ

「に」、「ニーズ」で。

「ニーズ」とは、端的にいうと「需要」ですが、一般的によくこの言葉が使われるビジネスや経済に関連することだけでなく、あらゆる社会現象の動向にかかわる根本にあるのが、「ニーズ」だと思います。

「どこかに求めるものがあって、動く」

当然求める力が強ければ、動きが加速し、「メガトレンド」といった現象が生まれます。

ただ、「もう、メガトレンドは生まれない」ということも最近よく言われています。

高度情報化が進んでいることが一つの要因だと思いますが、とにかく人々の「ニーズ」が細分化し、多様化していることは事実だと思います。

そこで、「多様化・細分化」という現象を僕なりに解釈すると、それは「個別化・個人化」ということだと思っています。
元来、人は一人ひとりに個性があり、突き詰めていくと「嗜好」においても「思考」においても個別化したものです。
そう考えると、「多様化・細分化」現象は、人々が「自分」を「個」として認め始めた、あるいは「求め」始めた傾向といえるのではないかと思うわけです。

つまり、ここに「求めるもの」(ニーズ)が大きく動いているとするなら、「メガトレンド」は今後も生まれてくると思います。

ただ、そのトレンドの種類が今までとは異なったものになる。

「物」に対する「トレンド」ではなく、「意識」に関連する「メガトレンド」です。

その「ニーズ」こそを、しっかり見極めていきたいと思っています。

小原啓渡

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