小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.05.21

ロボット

「ろ」、「ロボット」で。

以前、田舎の母親が「ロボット人形」を可愛がっている話を少し書きましたが、今や産業だけでなく人々の生活の中に、ロボットが入り込んできているのを実感します。

最近よく見かけるのが、おもちゃ系のペットやお掃除ロボット等で、いかにも平和なイメージがありますが、一皮むくと「無人兵器」など軍事用に開発されているロボットの側面が見えてきます。

これらの最先端技術の膨大な開発費がどこから出ているのか、詳しいことはわかりませんが、コンピューター技術が急速に進んだ背景に「軍事目的」があることを考えると、何とも複雑な気がします。

一般的な産業ロボットに関しても、確かに効率性と採算性などにおいて大きな効果を上げていることは確かですが、それによって人的な労働力がカットされてきたことも事実で、さらにロボット化が進めば、その傾向はさらに拡大するのではないかと思います。

もちろん、先進国においては「人口減少」の問題などもありますし、効率性だけでなく精密さや安全性なども考えると、ロボットの更なる社会進出は食い止めようがないのかもしれません。

実際、僕自身コンピューターの恩恵を受けながら日々生活してますし、母は「ロボット人形」に癒されているわけですから、本当に複雑な心境に陥ってしまいます。

まさに、蟻地獄です。

小原啓渡

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