小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.04.06

「あ」っ、一応「わ」で二回り目が終わりなんですね。(「わ」以降「ん」まで無し)

さあ、三周目をこのままいくか、少し変えるか。

今まで、「名詞」で来たので、出来ればこのままいきたいところですが、
無理やり言葉を見つけて書くのも嫌なので、ちょっと広げて、三周目は「形容詞」も含む、ということにしたいと思います。
「あ」なら、「暑い」とか「浅い」とか。

今日は三度目の「あ」、今まで通り名詞で「雨」。

「晴耕雨読」という言葉がありますが、
最近とみに、自然に囲まれ、自然に沿ったサイクルの生活に憧れます。

夜明けと共に目覚め、晴れていたら仕事(野良仕事?)、雨なら勉学に勤しむ。

日の出から逆算して、夜は早めに寝床に着く。

これって、現代ではとても「贅沢な生活」の部類に入るのではないでしょうか?

雨だろうが、嵐だろうが仕事を休めないというのが通常で、夜早く寝るのも意外に難しく、朝は目覚ましのベルで無理やり短い睡眠から起こされる。

科学と経済の発展で現代社会は、ずっと豊かになってきたはずなのに、
昔の質素な生活の方が、より豊かに思えるのは僕だけでしょうか?
(「無い物ねだり」的な部分があるとしても・・・)

雨が降ろうが晴れようが、ほとんど何の影響も受けない生活ってどうなんでしょうね?

雨音にじっと耳を澄ましたり、雨に打たれる木々を眺めたり、
できれば、雨を楽しむ精神的余裕のある生活を送りたいものです。

小原啓渡

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