小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.04.01

旅行

「り」、「旅行」で。

「旅行」、特に海外旅行はいいですね。

非日常な環境が脳を刺激します。

日本の常識が全く通用しない国もあるので、疲れることもままありますが、僕の場合はそれを逆に楽しんでしまえるところがあります。
この部分がないと、先進国以外に行くのを躊躇してしまいますよね。

国内は学生時代にバイクでツーリングしてたのと、照明屋さんをしている頃の数年間、色ものの芝居で全国つづ浦々「どさ回り」をしていたので、行っていない都道府県は青森くらいかな。
海外も数えるのが面倒なくらい行きました。

8割がた仕事がらみなので、思い通りにいかないこと、色々な障害やそれに伴うストレスも自由旅行より多いわけですが、懲りることなく、また行きたくなります。

自分の固定観念や奢りを打ち砕かれることで、自分をリセットできる。
リセットされた自分に、新鮮な情報が流れ込んでくる。
自らを再創造するのに、旅はとても有効だと思います。

そういった意味でも、日本とは社会状況が大きく異なる国を、できるだけ長く旅することが素敵な気がします。

人は、どんなに気をつけていても、日常にまぎれ、狭い常識にとらわれ、保守的になっていきます。
もちろん、そこに安心と安定を求める価値観を否定する気はありませんが、少なくとも僕はそうした生き方を選択しない。

たとえそれがハードでも、一瞬一瞬をビビットに生きていければと願っています。

小原啓渡

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