小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2007.11.19

センス

先日行った上海のことも書きたいし、「100%デザイン」のことなんかも書きたいところですが、
「せ」ですね。
「センス」でいきます。

「センス」って日本語では「感性」が近いですかね。
感性は大事です。
アーティストでなくても、感性はとってもとっても大切だと思います。

感性とは、「違いを認識する能力」だと僕は思います。
どこまで細かい違いまで認識できるか、ここが勝負です。
また、「能力」だから磨くことが出来るものだと思います。
「私、生まれつきセンスないから・・・・」っていうのは、違うと思います。

「感受性」に関しては、生まれつきの部分も多いと思いますが、「感受性」と「感性」は意味が違うと思います。

「感受性」は何かを受けて感じる繊細さで、受け身な資質です。

「感性」は「感受性」にももちろん関与しますが、単に受動的なものだけでなく、能動的な表現や行動にも直接的に関連してきます。

「感性」を磨くためには、好きなことを突き詰める必要があると思います。
何かをとことん突き詰める行為は、細かい違いを見極めていく作業です。

「感性」を磨く行為は、限定的、局部的ですが、
磨かれた感性は、全体的、普遍的な影響と効果をもたらします。

「感性」を磨き続けましょう。
好きなことを徹底的に突き詰めましょう!

その先に、「豊かさ」が待っています。

小原啓渡

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