小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2006.09.14

九軒長屋

今日は久しぶりにアポが無く、芸創に午後4時からの出勤だったので、森小路近辺をぶらぶらと探索しました。
最近少し涼しくなってきたので、散歩も快適でした。

家族は京都に住んでいますが、僕は芸創の運営が始まって、森小路に1Kのアパートを借りました。
京都の家には週に2日ほどしか帰れなく、単身赴任状態です。

日常はアパートと芸創の往復だけで、あまり近辺を散策する機会がないのですが、やはり公共の文化施設として地域との係わりを大切にしたいので、もっと歩いてみようと思っています。

今日は「九軒長屋」という70年ほど前に建てられた日本家屋を見つけました。(写真)
その長屋の一軒がほとんど民家そのままでカフェになっています。
女性のオーナーが一人でやっておられて、少しお話もさせて頂きましたが、とても落ち着けて、手作り感あふれるランチもおいしかった。
ちょっと素敵な隠れ家を発見した感じでラッキーでした。

京都でも町家を改装したカフェや店舗が増えて人気ですが、僕も大好きです。

「アートコンプレックス1928」は世界恐慌の前年1928年に建ったビルだし、「AIR京都」も元繊維会社の女子寮だった古いビルを改装したものです。
名村(C.C.O)も産業遺産ともいわれる造船所の跡地。

古いっていうか、時間が堆積した空間が好きなのだと思います。

小原啓渡

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