小原啓渡執筆集「諸行無常日記」
2008.12.30
平成
「へ」、「平成」で。
間もなく「平成」20年が終わります。
平成元年に生まれた長男が20歳、成人です。
平成10年にスタートさせた「アートコンプレックス1928」が10周年を迎えます。
考えてみると、この20年(特にこの10年)、仕事においてもプライベートにおいても、数々の変化がありました。
「アートコンプレックス1928」の立ち上げを機に、フリーの照明技術者からプロデューサーに転向、その後、京都から大阪へ活動エリアを広げ、まず福島にサロンをオープン、名村造船所跡地(C.C.O)のアートスペース化に着手、指定管理者として芸術創造館の運営を開始、昨年は「AIR大阪」を始めました。
この間、施設運営の他、「コンテンツファンド」の創設や「三条あかりけしき」、経産省からの委託事業や「ワークショップフェスティバル・DOORS」等、数々の自主企画を続けてきました。
休日という言葉とも縁遠く、馬車馬のごとく働き続けてきましたが、一人でやれる仕事量ではありません。
やはり、これだけの仕事をやれたのは、何といってもスタッフのみんなの力だと思います。
10年前、20代前半だったスタッフも、今は30代半ばとなり、技術、経験共にプロとしての実力をつけてきました。
会社としてのベースも出来てきたのではないかと思います。
来年からは、このベースの上に何を築いていくのか、新しい10年の始まりです。
最高のチームとして、社会的にも価値ある仕事をしていきたいと思っています。
小原啓渡