小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.12.06

セルロイド

「せ」、「セルロイド」で。

骨董市などでたまに見つけるとついつい買ってしまうのが、「セルロイド」の筆箱。

僕が小学校の頃は、筆箱といえばほとんどが蓋つきの「セルロイド」製でした。

そんな懐かしさだけでなく、質感や色合い、セルロイド製ならではの柄なども大好きなのですが、最近ではすっかり見かけなくなりました。

昔は東大阪を中心に100軒ほどのセルロイド製品の加工所があったそうですが、燃え易く、耐久性がないなどの欠点と、プラスティックなど新しい素材の普及で生産が減少していったようです。

知り合いがやっている「大大阪」という喫茶店で、大阪の名品と言われる商品を売っていて、そこにはセルロイド製の万年筆とボールペンが置いてあります。

今までに、プレゼント用なども含めて何本か買いましたが、結構貴重で、味わい深く、プレゼントした人にはかなり喜んでもらえました。

お薦めの逸品です。

小原啓渡

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