小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.10.24

損得

「そ」、「損得」

本物の聖人でない限り人間なら誰しも「損得勘定」はあると思います。
ただ、「損得勘定」がその人の価値観においてどれくらいの優先順位にあるのかは様々で、何を「損」と考え、何を「得」と考えるかも人によって違います。

僕の場合は母から「損して徳とれ」と言われてきたので、「得」自体の意味が違っています。

「損得」というとどうしてもお金に関わること多いですが、少なくとも目先のお金に高い価値をおくことはなく、長い目で見た投資的な感覚の方が強い。

しかも、人として成長したいという思いが強いので、自分を精神的に豊かにするだろうと思えるものが「得」ですから、敢えて自分を鍛える意味で、他人から見ると「損」と思えるような方を選ぶことも少なくない。

もうそこそこいい年齢になりますが、今のところ、そうした価値観でやってきたことがまずかったとは思えないので、自分の経験から、こういうのもありかなと考えています。

「損して徳とれ」に関しては(以前「徳」というタイトルで書いたような気がします)、自分の母を自慢するわけではないですが、ちょっと洒落ていて、深くて、いい格言だと思っています。

小原啓渡

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