小原啓渡執筆集「諸行無常日記」

2008.06.03

仕事

「し」、「仕事」で。

「いい仕事してますね?」という言い回しが流行りましたが、これを他の言い方に変えるとしたらどうなるのだろうと考えました。

「いい作品ですね?」というのが近いような気がします。

僕にとって「仕事」とは、ある意味で、自分もしくは他者と創る「作品」です。

もちろん、「創る」というのは、目に見える「物」だけではありません。
モノづくりとは関係がないように思える営業や研究や単純な肉体労働でも、社会に貢献する素晴らしい会社を創るとか、一つの理論を創るとか、無数の労力でピラミッドを創るとかの違いはあっても、やはり「作品」を創っているのだと思います。

つまり、自分が関わり、やり遂げた成果(仕事)は自分の実績であり、「作品」だと思います。

アーティストには定年はありませんし、これで完璧という作品もないことを考えると、本来「仕事」とは、一生やり続けることができるものだと思っています。

少なくとも、単純に「お金を稼ぐためにする作業」だとは思いたくないし、そんな考えで仕事をしていても、「いい仕事してますね?」とはならないでしょう。

どんな小さな仕事でも、これが自分の「作品」だという気持ちで取り組み、より納得のいく「作品」を創るために試行錯誤し続け、実績を積み上げてく人に、「お金」においても、より高い報酬が与えられるのだと思います。

そして、「いい仕事(作品)だね」という評価を受けることで、人は本当の「自信」を身につけ、自分の存在意義を実感できるようになるのではないでしょうか。

小原啓渡

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