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ぷがじゃオールディーズ 2008-11-27

関西小劇場の回想vol.3
「オレンジルーム コンセプト」

▼中島さんと最初にやった作業は、オレンジルームのコンセプト作りだった。

当時の阪急ファイブは、若者の最先端のファッション情報基地だったので、やはり若い観客をターゲットにしたもの、特に学生劇団のメッカにしようということになった。

▼76年に、つかこうへいに影響をうけた劇団そとばこまちが結成され、そろそろ学生劇団の活動が面白くなり始めていた。

▼余談だが野田秀樹率いる夢の遊眠社も76年に結成している。

後に東の遊眠社、西のそとばこまちといわれた時期がある。ただし短期間だったが。

▼さて学生劇団が面白くなり始めたとはいえ、いざ杮落とし公演となると目ぼしいところはなく、結局、上方小劇場に頼むことにした。

▼上方小劇場というのは現在の遊気舎の前身の劇団。

座長の横井新さんは関西芸術座で新劇をやっていたが、いわゆるアングラの影響を受け劇団を旗揚げしてアバンギャルドな演劇を目指していた。

学生劇団ではないが、古いものを壊し新しいものをつくるというのはオレンジルームが目指していることでもあったのだ。

松原利巳
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