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2009-04-05

笑撃武芸団『写楽』モニター感想

Category:観劇モニター感想
笑撃武芸団『写楽』
第一回公演
絵師三部作 第一部?『写楽』?
4月3日(金)19:30
4月4日(日)14:00/19:30

【神谷さん】
情念の世界。
単調な暗さを表現していて、おどろおどろしていて写楽そのもののように感じました。
宮大工の寝顔を描いている場面が印象的でした。
謎の絵師はもしかしたら、こうなのかもしれませんね。

2009-04-10

カンセイの法則Vol.6『ドラフト会議中?の人たち』モニター感想

Category:観劇モニター感想
カンセイの法則Vol.6『ドラフト会議中?の人たち』
カンセイの法則Vol.6『ドラフト会議中?の人たち』

■日時
4月10日(金)15:00 / 19:00
4月11日(土)15:00 / 19:00
4月12日(日)13:00 / 17:00


【黒木さん・4月10日】
最初のシーンはADさんの話(言葉かけ)から話が始まっていたり、1シチュエーションを用いての舞台設定は良かったですが…。結局何が言いたかったのかよく分からない内容でした。すみません。

【小山さん・4月10日】
『ドラフト会議中?の人たち』という演目でしたが、野球のドラフトとは全く関係ない話でした。
舞台は公開番組の設定で、客席も公開番組を見に来ている人という事になっていて、番組にとび入り参加する人が仕込まれていて、役者なのか、お客さんなのか不思議な感じでした。

【春名さん・4月12日】
チラシにはストーリーの多くが語られていなかったので、どんな内容なのか、楽しみでした。
前説の方が、普段ある様なマナー注意をしている途中で、この人も出演者だ!!と気づいた時は嬉しい裏切りでした。
観客も、このお芝居の出演者で、という設定もおもしろかったです。
客の中に演者が紛れてるんだろうなーと思いましたが、2人目の登場は意表をつかれました。
1つの場面でのストーリー展開で、途中、少しの中だるみの様な雰囲気を会場に感じましたが、良いタイミングでCMに入ったりと、いろいろ工夫されているなと。
自分では観に行かないタイプのお芝居だったので、良い経験になりました。「主婦モニター」の良い所の1つだと思いました。



2009-04-17

モニター感想・JOE Company『あしたブログ』

Category:観劇モニター感想
明日ぶろぐJOE Company Another Play 5
『あしたブログ』

■日時
2009年4月17日(金)?19日(日)
4月17(金) 19:30
4月18(土) 18:00
4月19(日) 15:00
☆開場は開演の30分前。受付開始は開演の1時間前。

【黒木さん・4/17(金)】
書いた事が現実になる…ありそうでなさそうな話…。
あってほしくてあってはならない話。
そんな夢みたいなブログ…。
自分の未来は自分で切り開かなきゃ。そんな思いさせられた、ひとときでした。
でも、最愛の人…そんな人にはやっぱり会えると良いなあと思います(^U^)
役者さんも個性的でセリフも聞き取りやすく、最初から最後まで舞台に釘付けでした。

【小山さん・4/18(土)】
本編に入る前に、出演者による寸劇(?)でこれから始まるブログのしくみが説明されていて、観る人全てに分かりやすいと思いました。
ブログに書き込まれた事が現実に起こっていき、登場人物のそれぞれの欲望で混乱していくけれども、最初と最後に話がつながっていて、おもしろかったです。
出演者の皆さんがとても達者な方ばかりで、舞台にひきこまれました。

【春名さん・4/19(日)】
久しぶりに気持ちが満たされた感が。
やはり芝居は劇場で観るべき!!と思いました。
笑いあり、涙ありで考えさせられる内容なのに、すんなりと観ることが出来ました。
演者さんの上手さ、演出の上手さに感動。今の時代が抱える問題がもりだくさんで、自分に置きかえて考えてしまいました。言葉の持つすばらしさ、恐さ。匿名の持つ利点、恐さ。
人間の“欲”もしかり。良いようにいえば“願い”。
自分にあのアドレスが舞い込んできたら、どのように使うんだろうか。。。。
他の作品も観たくなりました。
今回も本当に良い経験させていただき、ありがとうございました。

■印象的なシーンは?
・最後…お母さんに逢うところ。ホロリときた。
・ビルからビルへジャンプするシーン。




2009-04-19

モニター感想 Toy_pan presents『Slave Hunting/どれい狩り』

Category:観劇モニター感想
Toy_pan presents『Slave Hunting/どれい狩り』
France_pan×トイガーデン混同公演
『Slave Hunting/どれい狩り』

【手塚さん・4/24(金)】
舞台が始まる前、観客が会場に入ったときから、役者さん達がすでに舞台の上にいたことはびっくりしました。今まで見た中でも初めてのことだったので。

主役の女優さんがとっても良かったです。今回の「どれい狩り」のお話の中だけでも、彼女の演技の中にいくつものキャラクターを感じることができたし、声も良いし、かわいかった。
舞台セットがとても高い位置に作られていたり、細い高い通路があったり、狭くて高い場所があったり、その上で演技される役者さん達の危なげで不安定な感じが、難解なお話を更にパワーアップさせているようでした。
お話自体はとても難解でした(特に後半)。ラスト、主役の娘がなぜウエーになってしまったのかがよく分からなかったです。それから、最後の10分ほどのみんなで言葉を叫ぶシーンが、何を言っているのか聞き取れなくて、結末が更に「???」という感じでした。
たくさんの野菜やその他食べ物が舞台に撒かれていくのは、正直言えばあまり気持ちのいいものではないですが、とても印象的ではありました。
安部公房の「どれい狩り」を読んでみようかなと思っています。

【黒木さん・4/24(金)】
安部公房の小説は読んだことはあるのですが、この原作は知りませんでした。
あらすじを読んでみると、ウエーという人間の形をした珍獣(を装い実は人間)を扱い
それを利用して儲けようとする飼育係、その話に騙されるお金持ちの話・・・。
安部公房の作品自体が独特の世界観で現されているので、なかなか本質を理解するには難しいところがあり、この作品についてもきっと素人受けはしないだろうなぁ・・・という印象でした。
奇妙な人物設定、食材や水を舞台に撒き散らすような舞台芸術・・・原作通りなのか、演出なのかも良く判りませんが、残念ながら私には理解できませんでした。

【春名さん・4/25(土)】
安部公房の原作を舞台にするということで、どんなものになるのか楽しみにしていました。
2つの劇団の合同で、演出も2パターン観れてよかったです。
原作を読んでないので分かりませんが、きっと「人間」「人格」「人権」などを題材にしたものと思いますが、いまいちよく分かりませんでした。
演出なので仕方ないのですが、やはり食べ物を粗末にしている様子は見ていてしのびなかったです。主婦目線になってしまいました。
途中休憩が入りましたが、なかなか長く感じました。

【花園さん・4/25(土)】
少し理解しづらい部分の多い作品になっていましたが、感想はひとこと! 「オモシロイ」舞台でした。
上演後のゲストをお招きしてのトークも、この作品の楽しみ方の一面を提示してくれて、
却って自分の思考がすっきりして受け入れやすくなり、面白さも倍増させてくれたので、よかったです。

まず、会場に入ったとたんに床から70?80センチくらいはある高さの細長い舞台に、ずらっと役者さんが並んでいて、ちょっと驚く。
開演まで20分くらいの間、ほとんど身動きしない。
その身体能力のすごさに作品への期待でワクワク。気合入ってるなぁ、と。しかも上演時間は休憩入れて2時間半予定らしい。
…当然、観るこちらもファイティング体勢。

安部公房は学生の時に名前だけ授業で聞いたことあったなぁ…程度の知識しかなかったので、『ウィキペディア(Wikipedia)』で調べたのが、
“戦後日本においてシュルレアリスムの影響を受け、人間存在の本質を見据えた前衛的な作品を発表し、三島由紀夫などとともに第二次戦後派の作家とされた。その作品は海外でも高い評価を得、30ヶ国以上で翻訳出版されている。
「シュルレアリスムって何だ?」
“過剰なまでに現実”というような意味である…らしい。ほかにもいろいろ調べてみたけど、どれもこれも説明を読んでいる途中で寝てしまい・・・
この日の観劇に至りました。

当初の不安をよそにストーリー自体は意外にわかりやすく、頭の回転の悪い成金セレブの「おじさま」から推定2億円の財産をだまし取ろうと2組のグループ(動物の眼力を使った宗教活動めいた心理療法で潜り込んだ泥棒集団と、色仕掛け&妄想まがいなビジネスを勧める詐欺師)が駆け引きしながらの2晩を明かす…という少し喜劇にも思えるようなシンプルなもの。

ただそこには戦後日本の作家らしく、努力なしに富を得たエセブルジョア層に対する揶揄とか、ウェーという珍獣(実はただの人間だがフリをしている)の存在に当時、いやもしかしたら21世紀の日本人へのメッセージも込めたりしているのかな?と、なかなかに深く考えさせられる戯曲ではないかと推察しました。

演出は、各劇団の演出家さんが作品の前半と後半を分けて担当されていたこともあってか、合同公演でありながら対戦公演でもあったのかな?と、いらない気を回すくらい、おふたりとも色んな意味で積極的に原作に挑戦していたように感じました。
その結果、戯曲=演劇ではなく、そのテーマを生かす形での表現=舞台芸術になっていたように感じました。(演劇でなかったのが、個人的には残念。)

ただ、不思議と両者に共通した雰囲気があって、それは、見たことはないのですが…これがうわさに聞く「アングラ」なのか?と感じるものでした。
舞台上に水をぶちまけて役者さんがびちょびちょになって呻いたり、白い粉まみれになって私たちを睨んだり、白ネギで叩きまくられたり、大根やニンジンをもって、奇妙なダンスを踊りながら難しそうなセリフを叫んだり、突然男女とも下着1枚になって舞台上で着替えたり、おにぎりを雪合戦のようにぶつけ合いながら相手の口に無理やりねじ込んだり・・・と。

それぞれの演出に意味は感じられるし「オモシロイ」とドキドキして観ているものの、話が進むにつれ、全体的に殺伐とし、汚れ、壊れていく舞台と登場人物の状況に、観ていてだんだん不愉快になってきて(←アフタートークのゲストが語っていたことが言い得て妙だったので頂戴しました)
胸やけしている、そんな矛盾に満ちた自分を感じた2時間半でした。

決して、万人受けする作品ではないでしょう。
でも、常人には思いもつかない表現を魅せてくださった、まだ20代(!)のおふたりの演出家の才能には驚かされました。今後も、もっと驚かせてくれる作品に期待しています。

最後になりましたが、この両劇団の役者さんたちの演技力は、いずれも目を見張るものばかりでした。素晴らしい!の一言です。 ブラヴォ♪